一次レーダー等で利用されるパルス/チャープ信号の評価
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一次レーダー等で利用されるパルス/チャープ信号の評価
シグナルアナライザ/スペクトラムアナライザ
掃引型のスペクトラムアナライザでは捉えることが困難なパルス/チャープ信号を、FFT機能で取り込んで複数の解析画面で評価できます。

シグナルアナライザ MS2840A/MS2850A
製品概要
- ・周波数モデル:
- 9 kHz ~ 3.6/6/26.5/44.5 GHz(MS2840A)
9 kHz ~ 32/44.5 GHz(MS2850A)
- ・解析帯域幅︓
- 1 kHz ~ 31.25/62.5/125 MHz(MS2840A)
1 kHz ~ 255/510/1000 MHz(MS2850A)
- ・解析画面︓
- スペクトラム、パワー vs. 時間、CCDF、スペクトログラム、周波数 vs. 時間、位相 vs. 時間
スペクトログラム
周波数 vs. 時間
例︓上のスペクトログラムのデータをキャプチャ(保持)したまま、2つ目のチャープ信号部分をズームしています。マーカを使ってチャープの周波数幅・時間を確認できます。
位相 vs. 時間
例︓QPSK信号(0-90-180-270deg)を対象とした測定例です。1マスを45deg に設定すると2マスで90 deg変化していることがわかります。
- 一般的な掃引型のスペクトラムアナライザは瞬間的な信号を捉えることは困難ですが、FFT 型であれば設定した帯域幅の信号を連続的に捉えることができます。
- スペクトログラム︓
横軸が時間、縦軸が周波数、色が電力の強度を示しています。上図の例では、周波数が少し異なる2つのパルス信号で、片方がチャープしていることが確認できます。
- 周波数 vs. 時間︓
横軸が時間、縦軸が周波数を示しています。さらに画面下側には『ズーム表示』とありますが、一度キャプチャした信号のデータを保持しているので、解析対象の範囲を選択(赤線部分)して上側の画面に表示できます。この機能により、一つのパルスをズームして、周波数 vs. 時間の画面でチャープの時間と周波数偏移を確認できます。
- 位相 vs. 時間︓
横軸が時間、縦軸が位相の解析画面もあります。一次レーダーでは送信機の位相が変化していないことを確認したり、もしくは任意に位相を調整することができる場合には設定どおりに位相が変わっていることを確認することがあります。
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