イーサネット
ネットワークサービスを支える通信規格
イーサネットは、コンピュータ間や、データセンタ内のサーバ間、光ネットワークなどの通信規格として広く普及し、車載ネットワークへの採用も進められています。イーサネットは、近年の生成AIや機械学習MLの普及により急増するデータトラフィックに対応するため、400G、800G、1.6Tなどデータ伝送高速化の開発が続けられています。同時に、イーサネット機器内部についても、モジュール間やチップ間の通信速度を高速化することが必要です。
イーサネット R&Dの課題
電気や光信号の伝送速度の高速化に伴い、伝送路の動作周波数帯域は広くなります。このため、プリント板の配線やコネクタ、ケーブルを含む伝送路は、より高い周波数までの伝送特性を評価する必要があります。また複数の伝送路から受けるノイズを考慮したチャネルオペレーティングマージン(Channel Operating Margin: COM)というパラメータがあり、これを評価するためには、伝送路の反射・透過特性(Sパラメータ)の測定が必要です。
電気インタフェースでは、伝送路の周波数特性による波形の劣化を抑制するために、イコライザを使用して波形を整形します。波形整形のためには、レシーバ側でシンボルエラーが最小となる、最適なイコライザ係数を決めなくてはなりません。
イコライザによる波形整形は、プリント板やコネクタを含むイーサネット機器のトランスミッタ試験やレシーバ試験においても必要な処理です。
イーサネット R&D向けソリューション
ソリューション1: 伝送路特性の評価
伝送路の周波数特性測定には、ベクトルネットワークアナライザ (VNA)を使用します。アンリツは400GBASEで必要な周波数範囲に対応した4ポートのVNAを提供しています。
ソリューション2: 最適なイコライザ係数を決定
パルスパターン発生器(PPG)のエンファシス機能でイコライザ処理をしてレシーバへの入力波形を整形します。アンリツのシグナルクオリティアナライザMP1900Aはレシーバでシンボルエラーが最小となるよう、最適なイコライザ係数を求めることができます。
ソリューション3: トランスミッタ/レシーバ試験
トランスミッタ試験では、オシロスコープを使用して、イーサネットデバイスから出力される信号波形のリニアリティ、振幅、アイ幅、ジッタなどの特性を評価できます。
レシーバ試験では、MP1900AのPPGや誤り率検出器(ED)を用いて、電気信号にジッタなどのストレスを印加しながらシンボルエラーレートを測定することで、ジッタ耐力を測定できます。
リーフレット: