関連ソリューション:
マルチコア光ファイバ(MCF)の研究開発・製造・フィールドでの光伝送特性の検証に
共通
- マルチコア光ファイバの光伝送路(コア)間クロストーク[※1] 測定を実現した業界初の[※2]4チャネルOTDR
- 最大4つのコアの同時測定を実現し、光伝送損失・反射・コア間クロストークの光伝送特性を距離方向に可視化
研究開発・フィールド向け
- 自動良否判定により、マルチコア光ファイバの障害箇所の特定や原因解明に貢献
- バッテリ駆動およびハンドキャリーに対応しており、電源の確保が困難な環境下でも検証作業が可能
- 片端からの評価で完結し、遠端側への作業者や測定器の設置が不要で、現場作業の負担を大幅に削減
製造向け
- 光ファイバの接続を切り替えることなく、ワンアクションで各コアの光伝送特性を一度に評価可能。これにより従来のパワーメータ法に比べ作業効率が格段に向上。
- クロストークを考慮した良否判定のしきい値を事前に設定することで、測定結果に基づき自動的に良否判定
業界初のマルチコア光ファイバ対応OTDRを導入することで、マルチコア光ファイバの研究開発や製造工程はもちろん、ネットワーク構築および運用のあらゆるシーンにおいて、高精度かつ効率的な測定・解析が可能となります。エンジニアにとって、革新的な技術で作業の品質と生産性を飛躍的に向上させる理想的な試験ソリューションです。
[※1] コア間クロストーク
マルチコア光ファイバ内の特定のコアを伝わる光信号が隣接するコアへ漏洩し、別のコアの光信号と干渉する現象。クロストークの増加に伴い信号対雑音比が悪化し、通信品質が劣化する。
[※2] 2025年11月現在、当社調べ
近年、AIやクラウドサービスの普及により光海底ケーブルやデータセンタ間をつなぐ光通信の伝送容量は増加し続けています。従来のシングルモード光ファイバは、1本の光ファイバ内に単一の光伝送路(コア)を備えており、光ファイバ一本あたりの伝送容量に限界があります。そのため、さらなる大容量化を実現する新技術が求められています。これを打開する技術として、空間分割多重(Spatial Division Multiplexing:SDM)の一種である、マルチコア光ファイバが注目されています。
マルチコア光ファイバは1本の光ファイバ内に複数のコアを独立して配置した構造を持ち、大容量伝送を実現する構造として期待されています。その一方、マルチコア光ファイバを通信インフラに活用するためには、コア間クロストーク[※]が光伝送品質に影響を及ぼすため、特性評価が不可欠です。設計・製造や光ネットワークの構築・運用の各段階でクロストークの変動要因を把握するための信頼性の高い測定手法が求められます。

マルチチャネルファイバテスタ MT9100Aは、マルチコア光ファイバの伝送品質評価を実現する業界初のOTDRです。1台で伝送損失や反射に加え、光伝送信号品質に大きく影響するコア間クロストークを距離ごとに高精度で可視化し、マルチコア光ファイバの特性を一目で把握できます。アンリツは、マルチコア光ファイバの研究開発、光ネットワークの構築・運用さらには製造までのあらゆるユースケースへ価値を提供します。マルチコア光ファイバの時代にふさわしい一台です。
