[受注生産品]
ディジタル変調信号発生器 MG3681A は、ディジタル移動体通信機器や関連デバイスの開発から量産までの工程で必要な、高速で高精度なベクトル変調信号を出力できる、広帯域直交変調器を備えています。
250 kHz〜3GHzの周波数をカバーし、主要な移動体通信周波数バンドに対応できます。また周波数特性, ひずみ特性, S/N比などの基本性能が優れた直交変調器を採用し、高速変調レート通信方式の受信機の感度試験や送信機の隣接チャネル漏洩電力比試験などを正確に行えます。
MG3681AにはW-CDMA変調方式の通信システムに対応した変調信号を発生するMU368040A CDMA変調ユニットなど拡張ユニットを実装できます。拡張ユニットと各通信システムに対応したソフトウェアを組み合わせて、多彩な変調信号波を発生できます。
AM、FMなどのアナログ変調機能も充実し、従来のアナログ通信システムの試験にも対応できます。また、優れた信号純度や、メモリ、周波数掃引などの多彩な機能により、汎用信号発生器としても使用できます。
対応規格: W-CDMA, IS-95, PHS, π/4DQPSK
■MU368040A(CDMA変調ユニット)
MU368000Aシリーズ用拡張ユニット。チップレート16.5Mcps対応フィルタボードを装備し、W-CDMAに対応したベースバンド信号を発生することが可能です。本体MG3681Aに内蔵し、MX368041Aをインストールした場合、W-CDMAの信号を出力します。また、DSPでリアルタイムにデータ生成及びコード化を行うため、任意波形発生器では出力不可能な、最大384kbps(PN9、PN15)のInformation bit rateを含んだ3GPPのReference Measurement Channelを出力することができます。
■MX368041A/B-10(3GPP RELEASE5 シグナルパターン)
W-CDMAソフトウェアMX36804A/Bを搭載した本体MG3681Aにダウンロードすることで、HSDPA方式を含む3GPP Release 5(2003-03)に対応したデバイスの評価はもとより、基地局、移動機の受信機テストからパフォーマンステスト用までのディジタル変調信号を出力できます。
■MX368041A(W-CDMAソフトウェア)
W-CDMA対応のソフトウェア。本ソフトウェアは、MU368040Aを内蔵したMG3681Aへインストールすることで、3GPP(FDD)規格と同一の拡散、変調方式のW-CDMA変調波をチップレート1.6~16.5Mcpsで出力可能。
周波数範囲 | 250kHz~3GHz |
出力レベル | -143~+13dBm/0.01分解能 |
SSB位相雑音 | -150dBc/Hz typ. |
フロアノイズ | -118dBc/Hz at 1GHz,20kHz offset |
ベクトル変調 | 30MHz(外部、内部とも) |
周波数切換時間 | ≦20ms |