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Line Sweep Tools Icon

ラインスイープツール

LST
概要

ラインスイープツールを使用すると、大量に取得したサイトマスタの測定データも短時間で効率よく処理できます。さらに、一般的なSパラメータ測定や伝送特性測定を処理する機能も備えています。

マーカとリミットラインのプリセット
LSTにはマーカのプリセットがあります。初期設定後、ボタンを押すだけで、測定データに一連のマーカを適用することができます。これによって、マーカが、必要な位置に常に設定されます。その後、「next sweep」ボタンを押すたびに、次の測定データが表示されます。

マーカプリセットは、大量のラインスイープを確認する場合に、非常に役立ちます。LSTには7つのマーカプリセットがあります。

クイックネーム
多くの場合、顧客へ測定データを提出する前に、データのファイル名、タイトル、およびサブタイトルを特定の規格に合わせて変更する必要があります。一般に、この作業は、現場で行うより、社内で行う方が便利です。クイックネームマトリックスは、いくつかのボタンを押すだけで、測定データのファイル名、タイトル、およびサブタイトルを変更して、あらかじめ作成されているテキストを選択できます。そのテキストに基づいて、最終的な正式のファイル名、タイトル、およびサブタイトルが作成されます。

  ラインスイープ

レポートの自動生成
LSTは、サイトマスタの測定データやVNAマスタ測定データの両方について、レポート生成機能を備えています。LSTは、PDF形式の業界標準レポートを生成します。また、業界標準のDAT形式でファイルを作成することもできます。

測定器の互換性
LSTは、アンリツの多様なハンドヘルド測定器と互換性があります。具体的には、「対応測定器」タブを参照してください。

ラインスイープツール —ケーブル・アンテナアナライザソフトウェアツールセット
アンリツのラインスイープツール(LST)は、サイトマスタやVNAマスタなどの測定データを効率的に処理して、レポートを作成する新世代のハンドヘルドソフトウェアツールです。

ラインスイープツールを使用すると、次の操作を簡単に行えます。

  • 測定器から測定データを収集する
  • マーカやリミットラインを使用して測定データを検証する
  • 一般的なPDFやDATのファイル形式で結果のレポートを作成する
対応測定器

対応測定器と測定データの種類

ラインスイープツールは、アンリツのハンドヘルドRF測定器群から得られた測定データを処理します。特に、アンテナ・ケーブルサービスで必要な測定値が対象です。具体的には、リターンロス、障害位置検出(DTF)、PIM測定、さらにいくつかのS11測定などです。

ラインスイープツールは、S331Aなど、サイトマスタのAシリーズまでさかのぼって、旧型のサイトマスタで生成される測定データと互換性があります。


対応測定器

製品群 機種 ケーブル・アンテナアナライザモード測定 伝送特性測定 2ポートケーブル損失/2ポート利得 PIM(パッシブ相互変調)測定 スミスチャート
サイトマスタ S113B       〇*
S114B       〇*
S251B       〇*
S331B       〇*
S332B       〇*
S113C       〇*
S114C       〇*
S251C       〇*
S331C       〇*
S332C       〇*
S810C       〇*
S820C       〇*
S311D     〇*
S312D     〇*
S331D     〇*
S332D     〇*
S325D       〇*
S810D     〇*
S820D     〇*
S820E  
S331E     〇*
S332E  
S361E    
S362E  
S331L       〇*
S331P     〇*
PIMマスタ MW82119A        
MW82119B        
スペクトラムマスタ

PIMアナライザに対応

MW8208A
MW8209A
MW8219A
MS2711E        
MS2712E        
MS2713E        
MS2721B        
MS2722C        
MS2723C        
MS2724C        
MS2725C        
MS2726C        
セルマスタ MT8212A       〇*
MT8212B       〇*
MT8212E  
MT8213E  
BTSマスタ MT8222A    
MT8221B  
MT8222B  
MT8220T  

対応測定器

製品群 機種 共通フィールドモード測定 挿入損失 スミスチャート 共通ベクトルネットワークアナライザ測定
LMRマスタ S412D   〇*  
S412E
VNAマスタ MS2024A  
MS2026A  
MS2034A  
MS2036A  
MS2024B
MS2025B
MS2026B    
MS2028B    
MS2034B
MS2035B
MS2026C    
MS2028C    
MS2036C    
MS2038C    

注:

  1. ラインスイープツールは、製造が中止されたサイトマスタAシリーズで取得されたハンドヘルドソフトウェアツールファイルも使用できます。
  2. 〇* = これらの測定器では、他の測定データからLSTを使用してスミスチャートが作成されます。

共通フィールドモード測定
  • リターンロス(RL)
  • 電圧定在波比(VSWR)
  • 障害位置検出、リターンロス(DTF-RL)
  • 障害位置検出、VSWR(DTF-VSWR)
  • ケーブル損失(CL)
  • スミスチャート
  • 位相

共通ベクトルネットワークアナライザ測定
  • LogMag vs. 周波数 – S11, S12, S22
  • LogMag vs. 周波数 – S21
  • LogMag vs. 距離 – S11, S22
  • SWR vs. 周波数 – S11, S22
  • SWR vs. 距離 – S11
  • 位相 vs. 周波数 – S11, S12, S21, S22
  • 位相 vs. 距離 – S11
  • LogMag/2 vs. 周波数 – S11
  • 実部インピーダンス vs. 周波数 – S11
  • 虚部インピーダンス vs. 周波数 – S11
  • スミスチャート vs. 周波数 – S11, S12, S21, S22
  • グループ遅延 – S11, S12, S21
  • ベクトルボルトメータ

PC要件

PC要件

アンリツのソフトウェアツールは、次のWindowsオペレーティングシステムを使用しているコンピュータで動作します。

  • Windows XP、Service Pack 2以降
  • Windows Vista(32ビット/64ビット)
  • Windows 7(32ビット/64ビット)
  • Windows 8(32ビット/64ビット)
  • Windows 10(32ビット/64ビット)

また、PCは次の要件も満たしている必要があります。

  • 1 GB以上のRAM
  • 1 GB以上のハードディスク空き容量
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