汎用無線試験用 ハンドヘルドスペクトラムアナライザを発売

アンリツ株式会社（社長 濱田 宏一）は、コストパフォーマンスに優れたハンドヘルドスペクトラムアナライザの最新モデルMS2070Aを発売したことをお知らせいたします。

本製品は、当社のハンドヘルドスペクトラムアナライザ「フィールドマスタ」シリーズの新しいラインナップです。3 GHzまでの周波数をカバーし、多くの機能と高性能を備え、建設現場、ラボ、製造ラインなどにおいて信頼性の高い正確なRF測定を行うことができます。

製品概要

高い基本性能

本製品の2.4 GHzにおけるダイナミックレンジは105 dB以上、内蔵プリアンプ（オプション）使用時の表示平均雑音レベル（DANL）は-167m/Hz（代表値）、2信号3次歪み（TOI）は +11 dBm、振幅確度は±0.5 dB（代表値）で、様々な信号の分析に貢献します。掃引速度は、低ノイズ設定においても最大32 GHz/sを実現しています。

豊富な標準機能

MS2070Aは、高価格帯のスペクトラムアナライザに搭載されている多くの機能を有しています。TDDやパルス信号を表示するゼロスパンでは、RBW（分解能帯域幅）を10 Hz から5 MHzまで設定できるため、時間経過に伴う電力を正確に測定します。スペクトログラムも標準装備しており、間欠する信号の時間的な変化などを精度よく表示します。また、占有帯域幅（OBW）、チャネル電力、隣接チャネル漏洩電力（ACP）などの一般的な各種測定を自動で行う“スマート測定”機能なども標準で提供しています。

厳しい測定環境に対応した設計

バッテリー駆動の堅牢な測定器である本製品は、標準アクセサリのソフトキャリングケースに収納された状態で IP52^[※1]環境保護性能を有します。RF入力の耐電力は5Wで、誤って高電力を入力した場合に機器を保護します。

また、大型10インチで、解像度1280x800のディスプレイは、耐衝撃性IK08^[※2]に対応しています。

MS2070Aについてもっと詳しく

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