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モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2023に出展

2023/02/01
デジタルトランスフォーメーションに貢献する革新的なソリューションを紹介

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、2023年2月27日から3月2日までスペインのバルセロナで開催される、世界最大規模のモバイル通信関連の展示会 モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress: MWC)2023に出展します。

アンリツブース(Hall 5、Stand D41)では、“Beyond testing, beyond limits, for a sustainable future together” をコンセプトに、8つのテーマで最新の5G規格およびネットワークの発展を支える革新的な測定ソリューションを展示いたします。

展示概要

スマートファクトリーや自動運転、メタバースやデジタルツインなどの新しいユースケースをサポートするソリューションや、最先端技術についてご紹介いたします。

テーマ1:Beyond 5G技術動向

3GPPはRelease 18で5G-Advancedの仕様検討を開始しており、産業や学会では、6G技術の評価が進められています。アンリツは、複数のプロジェクトやコンソーシアムに参加し、将来の通信技術や関連する測定要件を定義し形成するための支援を行っています。

 

テーマ2:メタバースのユーザーエクスペリエンス(InterDigital社との協業)

5GNRでは、遅延やデータ通信の中断が大幅に改善されますが、無線ネットワークや端末を見直すことでさらなる改善が可能です。テストラボ環境における実際のネットワーク状況のシミュレーションを紹介し、5G端末、ネットワークの振る舞い、およびアップリンク帯域幅、遅延、同期といったメタバースの課題を具体化するユースケースのデモンストレーションを行います。

 

テーマ3:自動バレーパーキングのテストソリューション(dSPACE社理経/アポジット社との協業)

dSPACE社および理経/アポジット社との協業により、自動運転で駐車を行う自動バレーパーキングType-2に準拠したシミュレーション環境を開発しました。本ソリューションは、アンリツのラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000AとdSPACE社のPCベースのシミュレーションプラットフォーム VEOS、センサリアリスティックシミュレーション用ソリューションのAURELION、および理経/アポジット社のデータ遅延とパケットロス付加用ソリューションNetropyを組み合わせ、V2Xユースケースのひとつである5Gネットワークスライシング テスト環境を実際にご覧いただけます。

 

テーマ4:PhaseLyncTM技術によるRIS測定の紹介(Greenerwave社との協業)

RIS(Reconfigurable Intelligent Surfaces)はメタサーフェス反射板の一種で、中継する電波の経路を制御することにより、送信機と受信機間の通信の接続品質を向上させる技術として5GやBeyond5Gで提案されています。
Greenerwave社が提供する電子制御が可能なアンテナのノウハウは、多くのアプリケーションで評価されています。
今回展示するモジュールベクトルネットワークアナライザシステム ME7868Aは、PhaseLyncTMテクノロジーにより、100m以上の距離で位相同期測定を行うことができ、実環境におけるRIS性能の評価が可能です。

 

テーマ5:O-RU向けテストソリューションのデモンストレーション

Open RANは、あらゆるベンダーの製品が使用されるモバイルネットワークにおいて柔軟性とインテリジェント化を推進するという概念です。
O-RU(O-RAN Radio Unit)テストのソリューションを提供することで、安全なモバイルネットワークの構築に貢献します。実際のネットワーク環境に近いテストシナリオを提供することやテストの自動化により、品質向上やテスト効率の改善が可能です。テスト効率を改善する自動化ソフトなどのデモンストレーションをご覧いただけます。

 

テーマ6:フィールドテスト~ネットワーク遅延測定のデモンストレーション~

5Gや6Gモバイルネットワークでは、低遅延が求められます。URLLC(Ultra-Reliable Low Latency Communication)は、自動運転車、医療、MEC(Multiple Access Edge Computing)、メタバーステクノロジーなどのアプリケーションにとって重要です。
移動通信事業者は、ネットワーク全体における低遅延とネットワークの同期を確保し、重要なサービスを確実にサポートする必要があります。
ネットワークマスタ プロ MT1000Aは、10/25/100GEに対応したポータブルで使いやすいテストソリューションです。会場では、実際のネットワークの遅延測定やデータマッピングのデモンストレーションを行います。

 

テーマ7:5G基地局の最新フィールドテストソリューション

フィールドマスタTM MS2080Aは、フィールドマスタファミリーの最新スペクトラムアナライザで、5G ネットワークの機器設置や調整に必要な機能をすべて備えています。小型筐体で可搬性に優れ、スペクトラム解析、5G/4G送信測定、RFケーブルやアンテナ測定に対応し、通信事業者や請負業者のフィールド業務をサポートします。スペクトラムの空き状況の確認およびインターフェアレンス ハンティングをデモンストレーションいたします。

 

テーマ8:アンリツのサービス・アシュアランス~自動監視サービスの先にあるもの~

通信ネットワークの保証は、トラブルシューティングや加入者とネットワーク体験の評価から、将来のネットワークのあり方に不可欠な要素へと移行しています。高度に自動化された自律型ネットワークには、加入者毎のリアルタイムでの状況把握、機械学習、自動化が必要です。
アンリツのサービスアシュアランスは、加入者の体験をリアルタイムに把握し、ネットワークの問題を滞りなく修正可能です。それにより、すべてのテクノロジーとサービスを完全に可視化し、より効率的に運用することができます。
5Gプライベートネットワークでは、デバイス体験やモビリティのインサイトを得ることが可能です。今回の展示では監視の自動化、異常検知、プライベートネットワークに関するデモンストレーションを行います。

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