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ME7873NRで5Gミリ波対応端末の普及に貢献

2022/11/14
ME7873NRが5Gミリ波2 AoA RRM試験に対応

20221114-me7873nr

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、New Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NRを構成するCATR Anechoic Chamber 2 MA8172Bを開発し、5Gミリ波2 AoA(2 Angle of Arrival)[※1]RRM[※2]試験に対応いたしました。

2 AoA RRM試験では、ミリ波帯を利用した移動通信の技術課題である、基地局間ハンドオーバでの端末の通信品質や接続安定性を評価します。そのため、アンリツは従来のOTA(CATR)チャンバ[※3]であるCATR Anechoic Chamber MA8172Aを進化させ、3GPP規格に準拠した2基の基地局と携帯端末が通信する電波伝搬環境を再現したMA8172Bを開発いたしました。

更に、MA8172Bは、2基の基地局間角度を任意に変更することも可能で、認証試験だけでなく、研究開発用途等にも幅広く使用することができ、新規購入のほか、MA8172Aからアップグレードすることもできるため、お客さまの設備投資を最適化することが可能です。

5Gのミリ波(FR2[※4])を用いたサービスは、北米、日本など、先進諸国を中心に順次拡大されていく予定です。これに伴い、ミリ波対応端末の研究開発、認証試験が今後ますます活発となっていくことが見込まれます。

特に北米市場でのサービスエリア拡充に向けて、2 AoAを含むFR2 RRMコンフォーマンステスト[※5]を用いたミリ波対応デバイスの性能検証需要が増加傾向にあります。現在、ミリ波(FR2)に対応した端末はFR2 RRMコンフォーマンステストで認証を取得することが必要で、ME7873NRはGCF[※6]認証のFR2 RRM認証を取得しています。

アンリツは、今後も5G商用サービスにおいて重要な役割を果たし、5Gを活用した社会の実現に貢献していきます。

製品概要

ME7873NRは、3GPP TS 38.521/TS 38.533[※7]で規定される5G NRのRF試験/RRM試験に対応する自動試験システムです。

3GPP FR1(Sub-6 GHz帯)だけでなく、CATR Anechoic Chamber MA8172AまたはMA8172Bと組み合わせることで、FR2(ミリ波帯)を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーします。

ME7873NRについてもっと詳しく

MA8172Bについてもっと詳しく

用語解説

[※1] 2 AoA(2 Angle of Arrival)
Angle of Arrivalは到来角、電波伝搬においては到来方向を示す用語であり、2 AoAでは異なる2方向にある2基の基地局と携帯端末との角度を示す。3GPPでは2基の基地局と携帯端末の位置関係を角度で表現し、30度ごとの30、60、90、120、150度を想定している。
[※2] RRM試験
Radio Resource Managementの略。基地局と携帯端末間の無線リソース制御、例えば隣接基地局間のハンドオーバなどが正しく動作しているかを確認するための試験。1 AoAと2 AoAの2種類の環境を模した試験が定義されている。
[※3] OTA(CATR)チャンバ
Compact Antenna Test Rangeの略。空間を介して電波の送受信を行い、無線機の性能を測定するため、外来の電波を遮断し、内部では電波の反射を防ぐ構造の暗箱。3GPPで規定されるCATRに対応している。
[※4] FR2
Frequency Range 2の略。3GPPが定義する5G NRの周波数帯域のうち、24.25 GHz~52.6 GHzのミリ波帯を示す。
[※5] RRMコンフォーマンステスト
RRM試験が3GPP規格に適合していることを確認するための試験。
[※6] GCF
Global Certification Forumの略。携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験基準を定めている団体。GCFにより承認された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※7] 3GPP TS 38.521/TS 38.533
3GPPの技術仕様で、5Gデバイスの無線特性試験に関する規格。TS 38.521が送受信、TS 38.533がRadio Resource Management(RRM)に関する規格。

 

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