EMITE社とアンリツが協業し、LTE、WLAN、Bluetooth®の統合テストソリューションを実現
2022/03/31
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、スペインのEMITE Ingeniería SL(以下EMITE社)との協業により、LTE、WLAN、Bluetooth®無線通信技術の両立性(Coexistenve test:共存テスト)について評価可能な最新の統合ソリューションを発表します。
アンリツのワイヤレスコネクティビティテストセット MT8862A、ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821C、Bluetoothテストセット MT8852Bと、EMITE社のE600 Reverberation Chamberを組み合わせることにより、OTA(Over The Air)環境におけるTRP(Total Radiated Power:総放射電力)/TIS(Total Isotropic Sensitivity:総等方性感度)/スループット性能テストを再現できます。接続のしやすい通信プロトコルとテスト用に最適化された性能により、EMITE社のReverberation Chamberとアンリツのプラットフォームは、最新デバイスのさまざまな共存シナリオの特性を、信頼性の高い方法で評価をすることができます。
この新しい統合ソリューションはLTEとBluetooth無線技術を付加したWLAN評価のシナリオと、WLANとBluetooth無線技術を付加したLTE評価のシナリオに対応しており、デバイスの性能における指標となるTRP、TIS、スループット性能テストを実現しました。EMITE社とアンリツは、最新規格とそれらを試験できるテスト環境を提供することで、お客さまとサービスプロバイダーが完全互換のあるソリューションを市場に提供できるようにします。
EMITE社のCSOであるJavier Paredes氏は、次のように述べています。
「アンリツのプラットフォームと当社のE600 Reverberation Chamberのコラボレーションにより、お客さまにユニークなソリューションを提供することができます。新機能は、市場のニーズにもとづき、お客さまと密接に連携をして実現されています。電気通信分野の大手企業の何社かはOTA向けプラットフォームとしてこのソリューションに興味を示しています。」
また、当社IoTテストソリューション事業部第1ソリューションマーケティング部長の星野真司は次のように述べています。
「複数の技術を組み合わせたIoTのユースケースが増加しており、市場からは効率的なテストプラットフォームが求められています。私たちは、グローバルなリーディングカンパニーと協力して、これらのソリューションを提供できることを誇りに思います。長年にわたり、通信市場にテストソリューションを提供してきたアンリツは、IoTのテスト市場にもメリットを提供できることを期待しています。」
- Bluetooth® ワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc. が所有権を有します。
アンリツ株式会社は使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。
- EMITE社について詳しくはwww.emite-ing.comをご覧ください。