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ハンドヘルドスペクトラムアナライザ フィールドマスタ プロ™ MS2090Aの販売を開始

2019/03/04
フィールドにおけるスペクトラム解析の定義を変える高性能で5Gネットワークの建設に貢献

MS2090A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、RFハンドヘルドスペクトラムアナライザ フィールドマスタ プロ MS2090Aを開発。2月26日から販売を開始いたします。

MS2090Aは、ハンドヘルドモデルのスペクトラムアナライザでは、業界で初めて9kHz~54GHzまでの連続周波数範囲(2019年2月26日現在アンリツ調べ)、最大100MHzのリアルタイムスペクトラム解析帯域幅を実現しました。これにより、5G、放送、各種無線機の技術適合試験、航空宇宙システム、衛星システム、レーダーなど現在のみならず将来にわたり様々なアプリケーションでの使用に最適です。

開発の背景

固定設置のルーターを用いた5Gサービスは、既に北米で2018年末から開始されていますが、今後、スマートフォンなどによる移動体通信市場においても、先進諸国を中心に2019年以降順次開始されていく予定です。

これにともない5Gネットワークの建設・保守用測定器のニーズが高まっています。

また、さまざまな無線通信システムが運用されている今日、各種セルラーネットワークや放送、衛星、レーダーなどの分野においても、通信品質の向上をサポートする高性能なハンドヘルド測定器が必要とされています。

アンリツは長年にわたり、無線通信の分野で各種ハンドヘルド測定器を提供し、世界各国の通信事業者、工事会社などで採用されています。

この取り組みを基盤に、今回5Gネットワーク建設・保守用測定器として求められる機能や性能を有するなど、各種無線通信ネットワークの品質向上に最適なフィールドマスタ プロ MS2090Aを開発しました。

製品概要

ハンドヘルドスペクトラムアナライザ フィールドマスタ プロ MS2090Aは、7モデルで構成され、9kHzから9/14/20/26.5/32/44GHzおよび54GHzまでの周波数範囲をカバーしています。

表示平均ノイズレベル(DANL)[※1]-160dBm未満、3次相互変調歪(TOI)[※2]+20dBm(代表値)など、最高クラスの性能を備え、高精度でスペクトラムクリアリング(周波数の空き状況)、アンテナアライメント[※3]高調波[※4]および歪み測定が可能です。

また、変調解析帯域幅は100MHz、位相ノイズ[※5]は100kHzオフセットで‒110dBc/Hz(@1GHz、代表値)と最高クラスを実現しており、デジタル無線システムにおける高精度な変調測定が行えます。

さらに、±0.5dB(代表値)の振幅確度により、送信機パワーおよびスプリアス[※6]測定において、信頼性の高い結果が得られます。

5G/セルラーネットワーク建設・保守に最適

フィールドマスタ プロ MS2090Aは、5G帯域(Sub-6GHzおよびミリ波)における変調解析をサポートしています。また、コンプライアンステスト、さらには高調波やスプリアスのテストにも使用できます。最大100MHzのリアルタイムスペクトラム解析スパンで、セルラ帯域や無線LAN帯域での干渉をモニタリングできます。

干渉ハンティングとカバレッジマッピング

100MHz帯域幅によりリアルタイムスペクトラム解析が可能であるとともに、低ノイズフロアにより、フィールドでのRFスペクトラム監視と間欠信号/干渉信号観測が容易に行えます。また、NEON® MA8100A Signal Mapperと統合して使用することにより、屋内または広域屋外で3Dのカバレッジマッピング機能を使用することもできます。

優れた汎用性

フィールドマスタ プロ MS2090Aは5Gだけではなく一般的なスペクトラム解析アプリケーションでも効果的に使用できます。チャネルパワー、占有帯域幅(OBW)[※7]および隣接チャネルパワー測定機能により、無線機の特性を容易に確認できます。そして、優れた低雑音により規格適合試験の実施に必要なスプリアスも容易に測定できます。

フィールド使用を考慮したシンプル設計

長年にわたるフィールド測定器の豊富な経験を活用し、屋外での過酷な環境にも耐える堅牢性を実現しています。ゴム製のオーバーモールドにより測定器落下時のコネクタ損傷を防止できます。また、10インチの大型カラータッチスクリーンはIK08衝撃保護規格を上回り、フィールドでの使用に適しています。タッチスクリーンは1280×800の解像度、ハイコントラストのカラースキームを採用しており、夜間や明るい陽光下などあらゆる条件下で測定結果を明瞭に確認できます。

優れた操作性

タッチスクリーンは、業界標準ガイドラインに従って各種メニューが構成および検証されており、さまざまな操作を簡単に行えます。周波数範囲のスワイプやスキャンに加え、ピンチやズーム機能も搭載しており、信号を迅速に確認できます。


この製品についてもっと詳しく

用語解説

[※1] 表示平均ノイズレベル
測定器内部で発生する雑音の平均値。スペクトラムアナライザの性能を表す指標の一つとして用いられ、この値が測定できる入力信号の下限となる。
[※2] 3次相互変調歪
スペクトラムアナライザの内部で発生する信号の歪み。スペクトラムアナライザの性能を表す指標の一つとして用いられ、この値が大きければ大きいほど高精度な測定が可能となる。
[※3] アンテナアラインメント
マイクロ波やミリ波を利用した通信システムでは、パラボラアンテナなど指向性が強いアンテナが使用されるが、アンテナ同士が正しく向き合っている必要がある。このアンテナの向きの調整。
[※4] 高調波
ある周波数成分をもつ波動に対して、その整数倍の高次の周波数成分。元々の周波数を基本波(fundamental)、2倍の周波数を持つものを第2高調波(Second harmonic)、さらにn倍の周波数を持つものを第n高調波と呼ぶ。無線機から送信する電波は、電波法により高調波の量が制限されている。
[※5] 位相ノイズ
信号の質を表す指標の一つ。SSB位相雑音ともいい、特定のオフセット周波数にてキャリア(C)とノイズ成分(N)との比で表す。
[※6] スプリアス
標準の送信信号(搬送波)以外の不要な周波数成分。
[※7] 占有帯域幅
搬送波の変調で占める周波数の範囲。これが不用意に広がると隣接チャネルに干渉するので、占有帯域幅として制限(規制)される。

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