Skip to main content
MENU

64 Gクラス最高レベルの信号品質PAM4 PPGをECOC 2018に展示

2018/09/18

シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、64 Gbaud※1 PAM4※2に対応したパルスパターン発生器(以降PPG)を、ECOC 2018 (44th European Conference on Optical Communication, 2018/9/23-9/27, Roma, Italy)に展示いたします。

今回展示するのは、アンリツのシグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aシリーズに搭載可能な新モジュールの64 Gbaud PAM4 PPGであり、高速化が進む次世代400GbE/800GbE※3通信に向けたクラス最高レベルの信号品質を実現したビットエラーレート※4テストソリューションです。

[開発の背景]

次世代5Gモバイル通信やクラウド通信サービスの普及により、データ通信トラフィックのさらなる増大が予想されています。それを支えるデータセンタなどのインフラでは、伝送容量の拡張を実現するため、高速化だけでなくPAM4や4または8レーンの通信方式が検討されています。

400GbEなどで審議されている53.125 Gbaudの高速PAM4伝送では、1ビットのパルス時間幅は18.8 psと小さく、4値の振幅レベルで情報を表すPAM4方式では、NRZ方式に対して信号レベル間の差が1/3となるため、信号の検出・識別には時間・電位のより高い精度が要求されます。また、同信号は26 GHzを超える高い周波数成分を含むため、伝送路の特性による減衰が顕在化し、伝送品質の低下が課題となります。

このような高精度要求、伝送品質低下の条件で、デバイスやモジュールのビットエラーテストを高確度・再現性良く実現するためには、基準となる信号源・測定器の高周波・広帯域性能、低ノイズ、高入力感度といった基本性能がより重要となってきています。

そこでアンリツは、64 Gbaud PAM4ではクラス最高レベルの信号品質を実現したMP1900A用モジュールを新たに開発しました。

[展示機器の概要]

シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aは、高度な信号発生と信号性能の解析をサポートし、400GbE/800GbEなどの通信に対応した市場をリードするビットエラーレートテスタです。

今回出展する最大64 GbaudのPAM4信号を出力できるPPGは、高周波、低ノイズ性能の要求へ応え、同クラスで最高レベルのTr/Tf※5 (20-80%)時間8.5 ps (代表値)、低残留ジッタ※6170 fs (代表値)を実現しました。これにより、測定対象の実力の評価や、これまで伝送路による性能劣化や測定器の性能マージン不足などにより困難だった性能課題の原因切り分けを可能にし、開発および検証の測定効率の改善に貢献します。

また、MP1900A本体へ搭載可能な1スロットサイズの小型モジュールに64 Gbaud広帯域動作、PAM4信号の測定に要求されるエンファシス※7、4レベルの独立制御、PAM4コード・Grayコード※8パターン制御、シンボルパターン編集などの機能を搭載しました。シンプルな機器構成を実現した64 Gbaud PPGにより、測定パラメータの設定や測定系の構築を容易にし、PAM4対応デバイスの検証時間の短縮に貢献します。

[ECOCのアンリツブースについてもっと詳しく]

[MP1900Aについてもっと詳しく]

用語解説

[※1] Gbaud
Giga baud。baudは変調レートの単位。単位時間あたりの変調の回数として定義。
[※2] PAM4
PAM (Pulse Amplitude Modulation)は、電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する伝送方式。PAM4では、1タイムスロットの中に4レベルで2ビットの情報を伝達できる。
[※3] GbE
IEEEで審議されている通信規格。
[※4] ビットエラーレート
デジタル信号の誤り率。
[※5] Tr/Tf
デジタル信号のレベル遷移に要する時間。
[※6] ジッタ
時間軸方向の信号の揺らぎで、内部回路などのノイズに起因するもの。
[※7] エンファシス
伝送路通過による信号の減衰を低減するための、シグナルコンディショニング技術の一つ。
[※8] Grayコード
符号化法の一つで、2進数の隣り合うビットの値の変化が”1”しかないようにしたもの。

以下のお住まいの国をご確認の上、最寄りのイベント、連絡先情報、特別キャンペーンをご覧ください。