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5Gスマートフォン端末の生産性向上・生産コスト削減を実現

2018/08/20
MT8870A 5G NR sub-6GHzソフトウェアの販売を開始

mt8870a-02

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、ユニバーサルワイヤレステストセット MT8870Aのソフトウェアを拡充し、新たに3GPPで定義される5G sub-6GHz New Radio(NR)[※1]対応端末の評価を可能とするソフトウェアを開発。8月20日から販売いたします。

今回開発したソフトウェアは次の2種類です。


•NR TDD sub-6GHz Uplink送信測定   MX887019A
•NR TDD sub-6GHz Downlink波形ファイル MV887019A

これらをMT8870Aに実装することにより、ノンシグナリング[※2]ベースの3GPP 5G NR sub-6GHzで定義されている送受信試験が、完全自動かつ業界最高水準の速度で行えます。

2017年12月 に、3GPP で最初の5G NR 仕様が3GPP Release 15の一部として策定されました。これを受け、各国のテレコムオペレータが2019年初頭の商用サービス開始に向け、より実践的なトライアルを加速させることを発表しています。

アンリツは、MT8870Aで5G NR sub-6GHz端末、チップセットの生産性向上に寄与するソリューションの提供を進め、5Gサービスの円滑な開始に寄与いたします。

背景

3GPP 5G NR仕様では52.6 GHzまでの周波数帯域が定義されていますが、初期段階では、sub-6GHzスペクトル(6 GHz以下の周波数帯)が主流になることが見込まれています。

この周波数帯は、モビリティやワイドエリアカバレッジなど、4G LTEに近い周波数特性の中でサービスを提供できるというメリットがあり、2020年ころまでには5Gシステムの主役になることが予測されています。

このため、スマートフォンなど5Gデバイスベンダにとって、sub-6GHzに対応することが最初のステップになることから、今後量産用測定器のニーズが高まることが見込まれています。

この用途で使用される測定器には生産性向上が求められていることから、アンリツはMT8870Aで、3GPP 5G NR sub-6GHzに対応しました。

製品概要

MT8870Aは、各種無線通信機器、モジュールの量産用測定器です。本体シャーシに4つの高性能テストユニットを搭載できます。それぞれのユニットで完全に独立した並列測定を実現しており、最大4台の無線通信機器、モジュールを同時かつ業界最高水準の速度で評価できます。上限6 GHzのシームレスな周波数バンドと160 MHz帯域幅を標準搭載しており、ハードウェアをアップグレードすることなく、3GPP 5G NR sub-6GHzで定義される試験が行えます。これにより、すでにMT8870Aを使用されているお客さまは、追加投資リスクを抑えながら5G NR sub-6GHz への機能拡張を実現することができます。

また、次世代のモバイルデバイスで一般的なデザインになる4G + 5G +IEEE 802.11ax + Bluetooth 5を共通のプラットフォームを用いて連続的に試験することができ、製造ラインを最適化し試験コストを削減できます。

[製品情報]

対象市場・用途

■対象市場:5Gチップセットベンダ、モジュールベンダ、完成品ベンダ
■用途 :5G対応機器・デバイスの物理層(RF)試験


用語解説

[※1] 5G sub-6GHz New Radio(NR)
第5世代移動通信システム(5G NR)で定義される周波数帯域6 GHz以下から52.6 GHzにおいて、6 GHz以下の周波数帯を示す。
[※2] ノンシグナリング
デバイスのRFテストにおいて、デバイスおよび測定器の設定を無線通信(シグナリング)で行わず、外部PCから直接制御する方法。これにより、試験時間を短縮できる。

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