アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、MS46520BシリーズShockLineベクトルネットワークアナライザの機能を強化。新たに開発したマイクロ波及びミリ波の周波数オプションを、11月25日から販売いたします。
今回開発した周波数オプションは、マイクロ波(最大周波数20 GHz/43.5 GHz)とEバンド[※1]のミリ波(55 GHz-92 GHz)に対応した測定モジュールです。
本周波数オプションをMS46520Bシリーズに搭載することにより、将来の5Gで使用される20 GHz以上のマイクロ波及びミリ波帯デバイスやモバイルバックホール[※2]、77 GHz自動車レーダ、高解像度センサなどのSパラメータ[※3]測定が行えます。
MS46520Bシリーズは、大型で高価なベクトルネットワークアナライザに比べ約30%以上の低価格化を実現しながら、同等の精度でSパラメータを測定でき、生産コスト削減に最適です。
本MS46520Bシリーズは、マイクロウェーブ展2015(11月25日―27日、パシフィコ横浜)に出展いたします。
[開発の背景]
無線通信システムの利用拡大にともない周波数資源の確保が必要となり、5Gでは20 GHz以上のマイクロ波やミリ波が検討されるなど、高周波数化が進展しています。
無線通信用デバイスの生産ラインでは、ベクトルネットワークアナライザでSパラメータを測定しその特性を評価していますが、20 GHzを超えるマイクロ波帯やミリ波帯デバイスの場合は高価で大型のベクトルネットワークアナライザを使用するのが通常でした。
アンリツは2015年6月に8 GHzまでの周波数帯で、大型のベクトルネットワークアナライザと同等のSパラメータ測定性能を有するMS46520BシリーズShockLineベクトルネットワークアナライザの販売を開始しています。
さらに今回MS46520B用周波数オプションとして、マイクロ波(最大周波数20 GHz/43.5 GHz)とEバンドのミリ波(55 GHz-92 GHz)に対応した測定モジュールを開発いたしました。
本周波数オプションをMS46520Bシリーズに搭載することにより、5Gで使用される20 GHz以上のマイクロ波及びミリ波帯やモバイルバックホール、自動車レーダ、高解像度センサなどで使用されるデバイスのSパラメータ測定が、大型で高価なベクトルネットワークアナライザと同等の精度で行えます。
[製品概要]
MS46520BシリーズShockLineべクトルネットワークアナライザは、無線通信用デバイスやアンテナなどのSパラメータ測定を可能とします。2ポートタイプのMS46522Bと4ポートタイプのMS46524Bの2機種を用意しており、フィルタ等の2端子デバイスやデュプレクサやカップラ等の多端子デバイスの測定に最適です。
従来の周波数は8 GHzまででしたが、今回NLTL(Non Linear Transmission Line)技術[※4]をさらに改良し、高周波化を実現。下記3種類のオプションを追加したことにより、測定するデバイスの周波数に合わせて選択することが可能です。
- 最大周波数20 GHzマイクロ波測定モジュール
- 最大周波数43.5 GHzマイクロ波測定モジュール
- 周波数範囲55 GHz-92 GHzミリ波測定モジュール
本周波数オプションをMS46520Bシリーズに搭載することにより、5Gやモバイルバックホール、77 GHz自動車レーダなど、20 GHz以上の無線通信システムで使用されるマイクロ波及びミリ波帯デバイス、アンテナなどのSパラメータ測定が、大型で高価なベクトルネットワークアナライザと同等の精度で行えます。
製品情報はこちら
[ ベクトルネットワークアナライザ MS46522B ]
[ ベクトルネットワークアナライザ MS46524B ]
[主な特長]
■優れた受信感度
MS46520Bは、マイクロ波でも優れたダイナミックレンジ[※5]性能を有しており、140 dB(<2 GHz)、120dB(>2 GHz)以上で、ミリ波帯においても120 dB(60-90 Hz)を実現しています。これにより、基地局等で使用されるフィルタのような大きな帯域外減衰量を持つデバイスでも低コストで測定が可能となります。
■高速測定
MS46520Bシリーズは、201ポイントの測定ポイントを23ミリ秒(IF:100 kHz、110マイクロ秒/点)で掃引できる高速測定を実現しており、製造ラインのスループット[※6]向上に貢献します。
■優れた信頼性・安定性
MS46520Bシリーズは、これまでのベクトルネットワークアナライザで多大な時間と費用を要していた校正作業を大幅に簡略できます。これにより、信頼性と安定性に優れた測定を効率よく行えます。
[対象市場・用途]
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対象市場
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デバイスメーカー
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用途
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マイクロ波デバイス、ミリ波帯のアンテナ、パッシブデバイスの特性評価
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[営業情報]
| ■販売開始日 |
:11月25日 |
| ■予定販売台数 |
:マイクロ波モデルMS46520Bシリーズ 100台 |
| ミリ波モデルMS46520Bシリーズ 50台 |
| (初年度1年間、国内/海外計) |
| ■販売価格 |
:マイクロ波モデルMS46520Bシリーズ 6百64万5千円~ |
| ミリ波モデルMS46520Bシリーズ 1千6百96万円~ |
[用語解説]
[※1] Eバンド
ミリ波帯の中の60 GHz~90 GHz の周波数帯域。70/80 GHz 帯は電波の減衰量が少ないとともに周波数が高いため直進性が高く、同種システムや他システムからの干渉を受けにくい。
[※2] モバイルバックホール
無線通信基地局とコアネットワークを接続する中継回線。
[※3] Sパラメータ
高周波に於ける回路特性を示すパラメータ。通常2端子のコンポーネントの反射特性と伝送特性をS11(順方向反射)、S21(順方向伝送)、S12(逆方向伝送)、S22(逆方向反射)で表す。
[※4] NLTL技術
電素線路に非線形特性を応用して、ミキサやローカル信号源の高周波数化が行える技術でアンリツが初めて計測器に応用しました。ShockLine○RはNLTLの登録商標です。
[※5] ダイナミックレンジ
ネットワーク・アナライザに内蔵された受信機の感度を表す性能。ダイナミックレンジが高いほど優れた受信感度を実現できる。通常は、入力端子への最大入力電力から受信機がもつ最低感度までをdBの単位で表す。
[※6] スループット
時間あたりの処理能力
連絡先
アンリツ株式会社
コーポーレートコミュニケーション部 瀬戸上大介
TEL:046(296)6671
本リリースについての技術的なお問合せ先
アンリツ株式会社
計測器営業本部 営業推進部
鈴木 和喜
TEL. 046(296)1208
お客さまからのお問い合わせ先
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