環境汚染予防
有害物質による大気、水、土壌などの汚染は人々の健康や自然環境に悪影響を及ぼし、気候変動の原因にもなっています。
アンリツグループは、製品への使用や製造工程およびその他の事業活動においてさまざまな化学物質を取り扱っており、化学物質の管理と削減は、大気、水、土壌などの汚染防止、安全な生活環境や生物多様性の保全のために重要であると考えています。
次の取り組みを行い、環境汚染予防に努めます。
- 法令より厳しい自主管理基準による管理
事業所からの排水などについて法や条例の基準より厳しい自主管理基準を設定し、管理します。
- 化学物質の管理
使用する化学物質については、管理システムを運用することで、排出削減に取り組みます。
- サプライチェーン全体での削減
製品への有害物質の含有を削減するために部材調達基準や製品設計の基準を設け、サプライチェーン全体における人の健康や地球環境への影響を最小限にするように取り組みます。
目標・進捗
| 目標 | 2025年度実績 |
|---|---|
| 工程系排水の自主管理基準超過ゼロを維持する(厚木地区) | 自主管理基準超過ゼロを維持 (自主管理基準と2025年度実績は、国内グループ排水水質測定データを参照) |
| 米国TSCA(有害物質規制法) PFAS※1データ報告規則などへの対応 | 情報収集し、適宜対応を進めている |
※1 PFAS:Per- and poly-fluoroalkyl substancesの略称。炭素とフッ素の原子を持つ化学物質(ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物)の総称
取り組み・活動実績
化学物質管理
アンリツグループは、使用する化学物質を適切に管理しています。
国内グループにおいて、化学物質排出把握管理促進法のPRTR制度※2の届出が必要な取り扱い(排出量/移動量)は有りません。
※2 PRTR制度:人の健康や生態系に有害な恐れのある化学物質が、事業所から大気、水、土壌へ排出される量と廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、事業者が把握し国に届け出をし、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度
| 施策 | |
|---|---|
| 新規化学物質使用の可否判断 |
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| 化学物質使用状況の把握 |
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| 法規制対応 |
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製品含有化学物質管理
アンリツグループは、製品への有害化学物質の含有を防止するために、国内外の法規制(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律、欧州RoHS指令、欧州REACH規則など)や業界標準を遵守しています。製品、包装材などに含有する化学物質は、「アンリツグループグローバルグリーン調達ガイドライン」で基準を定め、サプライヤーと協働して適切に管理しています。
有害廃棄物管理
アンリツグループの有害廃棄物※3の発生量は少なく、デバイスの開発・製造工程での発生がその大半を占めています。環境汚染防止や安全確保のために、廃棄物の管理を徹底しています。
※3 有害廃棄物:国内グループでは、有害廃棄物を廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)の「特別管理産業廃棄物」と定義しています。
廃棄物管理
国内グループでは、工場や事務所から発生する廃棄物、使用済み製品についても関連法令を遵守した適切な管理や処理を行うとともに、排出量の削減、環境に配慮した資材の利用、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に注力し、資源の有効利用を行っています。
排水管理
国内グループでは、事業の内容に応じた取り組みを各地区で行うとともに、定期的な設備点検と訓練により、事故発生に備えています。
2025年度の国内グループの水質の値は基準値より低いレベルで推移しており、法違反や事故はありませんでした。
地区ごとの排水管理
| 対象 | 取り組み | 施策 |
|---|---|---|
| 厚木地区 | 工程系排水の無害化 |
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| 汚染水の漏洩防止 |
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| pHの自主管理基準遵守 |
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| pH以外の重金属の管理 |
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| 行政と取り決めた項目や物質の管理 |
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| 平塚地区 | 金属材料用の脱脂洗浄の削減 |
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| 原液の漏洩防止 |
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| すすぎ用リンス水の漏洩防止 |
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| 東北地区 | pHの自主管理基準遵守 |
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地下水管理
国内グループでは、土壌汚染対策法や地方条例の対象である有害物質について、法令より厳しい自主管理基準値で管理しています。漏洩によって地下水汚染につながりやすい有機塩素系物質であるトリクロロエチレンは1970年に、1,1,1-トリクロロエタンは1993年に使用を全廃しました。
厚木地区では、有機塩素系溶剤を必要とするめっきや塗装、プリント基板製造を行っていましたが、現在は行っていません。また、アンリツグループで唯一地下水を取水しており、汚染防止や涵養に努めています。
騒音・振動管理
アンリツグループは、大きな騒音・振動を発生させる事業は行っていません。機械プレス機や送風機、圧縮機など、騒音、振動の出る装置を有する国内グループの各地区では、法や条例に則した届出や規制基準の遵守、近隣への配慮も行っています。
2025年度の国内グループの騒音の値は基準値より低いレベルで推移しており、法令違反や事故はありませんでした。
大気汚染管理
国内グループでは、東北アンリツ第一工場に大気汚染防止法の規制対象となるばい煙施設として暖房用の重油ボイラーがあり、法に則って適切に管理しています。その他の国内サイト、海外グループには大気汚染防止法に関わる設備はありません。建築物解体・改修・補修の際の石綿調査や対策は、法や条例に則して適切に対応しています。社有車に関しても、低公害車、ハイブリッド車やEV車を優先して導入し、大気汚染防止や温室効果ガス排出量の削減に努めています。
東北地区では法より厳しく設定した自主管理基準値を設け、基準値以下に抑えられるよう管理しています。2025年度は基準値より低いレベルで推移しており、法違反や事故はありませんでした。