排水管理
アンリツグループの排水の多くは、トイレや手洗いの生活系排水です。厚木地区およびAnritsu Company(米国)の半導体デバイスの開発・製造で発生する工程系排水や厚木地区の食堂から出る有機物を含んだ厨房排水は、排水処理設備で浄化して排出しています。いずれの排水も、法や条例の規制基準値を遵守し、汚染の予防に努めています。
排水規制基準の遵守
国内グループでは、法や条例より厳しい自主管理基準値を設け、「自主管理基準超過ゼロ」を目標に掲げて取り組んでいます。2024年度の国内グループの水質の値は基準値より低いレベルで推移しており、法違反や事故はありませんでした。
排水先
東北アンリツ第一工場・第二工場は河川(地表水)に直接排出しています。その他の全てのサイトは、地方自治体などの第三者が提供する下水道へ排出しています。
排水処理および再使用
厚木地区の工程系排水
厚木地区は、酸、アルカリを含んだ工程系排水やクリーンルーム内の湿度調整を行うための小型ボイラーからの排水を無害化するために、工程系排水処理設備を設置しています。タンクや薬品槽などから原水、処理途中の排水、処理用の薬品が漏洩した場合でも、防液堤で全てを受けられる構造にしています。pH 基準値を超過した水については外部に排出されないよう、二重監視を行うとともに緊急遮断弁を設けています。
デバイスの開発・製造現場で使用する処理液や薬品の原液はバッチ回収して廃棄物処理業者に処理を委託し、排水は容器の水洗いで使用した水のみとすることを徹底しています。排水に含有する可能性のある重金属類は、定期的に簡易分析・公定分析を行って管理しています。
工程系排水処理設備(厚木地区)
厚木地区の厨房排水
厚木地区には自社内で調理する食堂があり、厨房から有機物を含んだ水が排出されます。この水は活性汚泥法で処理し、排出しています。
東北地区の生活系排水
東北アンリツ第一工場・第二工場からの排水は、トイレや手洗いの生活系排水のみです。これらは浄化槽で処理を施して河川へ放流しています。定期的に水質を測定し、福島県条例の基準値を超過していないことを確認しています。
ボイラーや浄化槽などの故障によるpHの法規制値逸脱に備えて、監視装置と緊急遮断弁を設置しています。
平塚地区の工程系排水
平塚地区では、金属加工作業においてアルカリ系洗浄液を用いた金属材料の脱脂洗浄を行っています。すすぎ用のリンス水はフィルターとイオン交換樹脂を通して循環させ、再使用しています。洗浄液の廃液はバッチ回収して廃棄物処理業者へ処理を委託しています。
Anritsu Company(米国) の工程系排水
デバイスの開発・製造現場で使用する薬品の原液はバッチ回収して廃棄物処理業者へ処理を委託しています。有害ガスを洗浄するスクラバー※からの排水は、フィルターを通して循環させ、再使用しています。
※ スクラバー:水などを洗浄液として、排ガス中の有害成分を液滴や液膜中に捕集して分離する装置