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データセンター高速インターフェースの受信性能評価を低コストで実現

2017/12/08
シグナルクオリティアナライザ-R MP1900A用測定オプションの販売を開始

mp1900a-signalqualityanalyzer

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aシリーズに実装することで、データセンターの高速ネットワークやバスインターフェース[※1]の受信性能評価を低コスト化できるオプションを開発。12月8日から販売いたします。

今回開発したオプションは、「Variable ISIオプション MU195020A-040/041」と、「USBリンクトレーニング ソフトウェア MX183000A-PL022」です。

MU195020A-040/041を使用することにより、100Gイーサネット規格やバスインターフェース規格(PCI Express[※2] Gen4/5やUSB[※3]3.1、Thunderbolt[※4]など)の受信性能をよりシンプルに評価できます。各通信規格に対応した信号の損失やノイズを意図的に発生させることができることから、これまでお客さまで製作していた信号劣化用のプリント基板が不要となります。

また、MX183000A-PL022を使用することで、USB3.1の評価で必要となるリンクトレーニング[※5]および、そのログ解析が行えます。これにより、MP1900Aと測定対象物との接続において問題が発生した場合、その原因が容易に究明でき、解析用の測定器が不要となります。

データセンターで使用されるインターフェースの高速化にともない、受信性能評価の重要性が高まっていますが、コスト低減や測定の効率化が課題となっていました。

アンリツは、MP1900Aにより、この課題を解決し、高速データセンターの通信品質向上に貢献いたします。


[開発の背景]

データセンター高速化を図るために、ネットワークインターフェースでは高速イーサネット、バスインターフェースではPCI Express Gen4/5やUSB3.1、Thunderboltの導入が進展しています。

これらのインターフェースの受信性能評価では、信号損失やノイズによる影響を検証することが必須となっています。このため、信号を劣化させるプリント基板を測定器と被測定物の間に組み込んで試験が行われていましたが、この基板は通信規格ごとや上限性能ごとに製作する必要があり、時間とコストを要していました。

また、USB3.1の評価では、リンクトレーニング後に測定モードへ遷移させる必要がありますが、不具合が発生した場合は、別に解析用の測定器を用いて原因を究明していました。

アンリツは高速インターフェースのBER測定器としてシグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aを提供しています。

今回MP1900Aの高速インターフェース測定機能を強化し、イーサネット、PCI Express Gen4/5、USB3.1、Thunderboltの受信性能評価を低コストで効率よく検証できるソリューションを実現いたしました。


[製品概要]

シグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aシリーズは、200G/400Gイーサネットなどの次世代ネットワークインターフェースとPCI Express Gen4/5、USB3.1などの高速バスインターフェースの設計・検証で必要とされるBER測定器[※6]です。業界最高レベルとなる低残留ジッタ[※7](115fs rms)のパルスパターン発生器と高感度(15mV)のエラー検出器を搭載しており、高精度にBER測定を行うことができます。

今回開発した「Variable ISIオプション MU195020A-040/041」はパルスパターン発生器のデータ出力機能オプションです。MP1900Aに実装することで、高速インターフェースの受信性能評価で必要となる伝送路損失を模擬したテスト信号を容易に発生できます。

「USBリンクトレーニング ソフトウェア MX183000A-PL022」はUSBインターフェースの測定用ソフトウェアです。MP1900Aに実装することで、リンクトレーニングおよび、その状態遷移のログ解析が行えます。


[主な特長]

■高速インターフェースの検証をシンプルな構成で実現

MP1900Aを使用することにより、これまで使用されていた検証用のプリント基板やログ解析用の測定器が不要となり、シンプルな構成で高速インターフェースの受信性能を評価できます。

■1台でデータセンターのインターフェースに対応

データセンターには通信回線につながるイーサネットインターフェースとコンピュータ内部の機器や外部装置と接続するバスインターフェースがあります。MP1900Aは、1台で両方のインターフェースの受信性能を評価できます。

[ この製品をもっと詳しく ]

[対象市場・用途]

対象市場

高速電子デバイス、ハイスピードサーバ、アクティブケーブルベンダなど

用途

PCI Express機器、USB機器、光デバイス、光トランシーバの性能評価


[※用語解説]

[※1]バスインターフェース
コンピュータ内部の機器や外部の装置と接続する経路のインターフェース。

[※2]PCI Express
PCI-SIGにより策定されるシリアルデータバス規格。主にパソコン内部の通信で使用される。Gen4.0で1レーンあたりの帯域を16 GT/s、Gen5.0では32 GT/sとしている。

[※3]USB
Universal Serial Busの略称。コンピュータに周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の一つ。

[※4]Thunderbolt
コンピュータに周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の一つ。

[※5]リンクトレーニング
PCI Express、USBなどのインターフェース規格で、機器が接続された後に、同期を取りリンク確立させるために機器間で行われるプロセス。

[※6] BER測定器
BER(Bit Error Rate)を評価する測定器。ランダムに伝送したデジタルデータを復調した際の誤りデータの比率。

[※7]ジッタ
電気信号を伝達する場合、伝送経路の特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する現象。この時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。

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