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業界最高レベルの精度で、次世代高速インターフェースのBER測定を実現

2017/07/03
シグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aを販売開始

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、BER測定器[※1]の新製品であるシグナルクオリティアナライザ-R (SQA-R) MP1900Aシリーズを開発。2017年7月3日より販売いたします。

SQA-R MP1900Aは、200G/400Gイーサネットなどの次世代ネットワークインターフェースとPCI Express Gen4/5[※2]などの高速バスインターフェース[※3]の設計・検証で必要とされるBER測定器です。パルスパターン発生機能とエラー検出機能において、業界最高レベルの性能を実現しており、高精度にBER測定が行えます。

データセンターのインターフェースの高速化、多様化にともない、シグナルインテグリティ[※4]の確保が課題となっています。

アンリツは、SQA-R MP1900Aにより、高品質な次世代データ伝送システムの実現に貢献いたします。


[開発の背景]

モバイルデータトラフィックの増加やクラウドサービスの普及に伴い、データセンターの高速化が必要となり、ネットワークインターフェースでは200G/400Gイーサネットが、バスインターフェースではPCI Express Gen4/5の導入が進展しています。

その一方、高速データセンターではデータの損失や信号純度の悪化が発生しやすく、シグナルインテグリティに影響します。このため、高精度に信号品質を評価できるBER測定器が必要とされていました。

アンリツは従来からBER測定器としてSQA MP1800Aシリーズを提供し、世界各国の光デバイス、装置メーカーなどで導入されています。

この技術を基盤にラインアップを拡充し、業界最高レベルの精度で、高速ネットワークインターフェースとバスインターフェースのBER測定が行えるSQA-R MP1900Aを開発いたしました。


[製品概要]

シグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aシリーズは、8スロットモジュラー式の高性能BER測定器です。業界最高レベルとなる低残留ジッタ[※5](115fs rms)のパルスパターン発生器と高感度(15mV)のエラー検出器を搭載しており、高精度にBER測定を行うことができます。10タップエンファシス機能[※6]とマルチバンドCTLE[※7]により、伝送路で劣化したアイ信号[※8]のBER測定も行えます。また、ノイズジェネレータでは、多様なジッタやノイズを信号に付加でき、再現性の高い耐力試験を行えます。

拡張性にも優れ、最大16チャネルの32 Gbit/sパルスパターン発生器とエラー検出器、ジッタ/ノイズ付加機能を用途に応じて選択できます。


[主な特長]

■1台で、データセンターの高速インターフェースに対応

データセンターには通信回線につながるネットワークインターフェースとコンピューター内部の機器や外部装置と接続するバスインターフェースがあります。SQA-R 1900Aは、1台で200G/400GネットワークインターフェースとPCI Express Gen4/5バスインターフェースのBER測定が行えます。またPCI Expressでは、LTSSM[※9]解析機能により、今までの200G/400Gネットワークインターフェース向けBER測定器ではできなかった測定対象物とのリンク確立、不具合時の原因の切り分けが行えます。

■MP1800Aのモジュールが搭載可能

SQA-R 1900Aは、既存のMP1800Aシリーズのモジュールを組み合わせて搭載することができます。これにより、最大512 Gbpsの伝送速度でNRZ/PAM[※11]信号のBER測定が行えます。

[ この製品をもっと詳しく ]

[対象市場・用途]

対象市場

デバイスメーカー

用途

高速電子デバイス、光デバイス、光トランシーバの研究・開発


[※用語解説]

[※1]BER測定器
BER(Bit Error Rate)を評価する測定器。BERとはビット誤り率。ランダムに伝送したデジタルデータを復調した際の誤りデータの比率。

[※2]PCI Express Gen4/5
PCI-SIGにより策定されるシリアルデータバス規格。主にパソコン内部の通信で使用される。Gen4.0で1レーンあたりの帯域を16 GT/s、Gen5.0では32GT/sとしている。

[※3]バスインターフェース
コンピューター内部の機器や外部の装置と接続する経路のインターフェース。

[※4]シグナルインテグリティ
信号が伝播する際に生じる波形のひずみなど、信号の品質を指す。

[※5]ジッタ
電気信号を伝達する場合、伝送経路の特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する現象。この時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。

[※6]10タップエンファシス機能
伝送路損失の周波数特性を送信側で補償する回路。

[※7]CTLE
Continuous Time Linear Equalizerの略。伝送路損失の周波数特性を受信側で補償する回路。

[※8]アイ信号
信号波形で、一定の単位時間で遷移するためeye(アイ、英語で目)に見えるデジタル信号。

[※9] LTSSM
Link Training Status State Machineの略。 PCI Expressでリンク状態を管理するための機構。

[※10]NRZ
Non Return to Zeroの略。デジタル信号を伝送する方式。

[※11]PAM
Pulse Amplitude Modulationの略。振幅変調により伝送容量を向上させる方式。

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