Bluetooth® テストソリューション
High-quality connectivity with low energy by Bluetooth Technology
Bluetooth®技術は、低消費電力と低コストを特長とする無線通信技術です。Bluetooth技術はスマートフォン、PC周辺機器、オーディオ製品や、ウェアラブル端末など、携帯したり長時間使用したりする民生機器に幅広く採用されています。さらに、倉庫で使用される電子棚札や資産の追跡 など、産業向けへの活用も進められ、IoT分野での地位を確立しています。
規格の動向に着目すると、Bluetooth v3.0では高速なデータレートがサポートされ、Bluetooth v4.0ではBluetooth Low Energy(LE)テクノロジーにより、低消費電力が仕様化されました。Bluetooth v5.0以降では、長距離通信や屋内での高精度な測位などの機能が追加され、さらには、6 GHzなどの周波数帯への拡張が検討されています。
Bluetooth®のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、アンリツはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
安定してつながるBluetoothデバイスのために
Bluetooth無線技術では、産業用、医療用機器に使用されるISMバンドという2.4 GHz帯を使用しており、ワイヤレスLAN、電子レンジ、コードレス電話などで使用される周波数帯と共存の関係にあります。これに加えて、Bluetooth無線の出力電力は無線LANなどのシステムに比べて弱いことから、電波干渉による通信の不安定性が発生しやすい傾向があります。干渉の対策として、Bluetoothテクノロジーでは周波数ホッピング拡散スペクトラム(FHSS)方式を採用しています。この方式を正常に動作させ、安定した通信を実現するためには、デバイスの開発時にRF性能を検証し、デバイスの周囲で発生する電波干渉やノイズなどの問題に対処する必要があります。
アンリツのBluetoothテストセットMT8852Bは、Bluetooth SIG*に認定された業界標準の試験ソリューションです。Bluetoothチップ/モジュール/デバイスのRF試験や接続性試験など、多くの試験項目に対応しています。
ア プリケーションノート:
Bluetooth-LE Audio対応機器のRF特性とは
*Bluetooth SIG : Bluetooth Special Interest Group、Bluetooth規格の策定、技術の提供、認証、相互運用性の推進をする非営利組織
法規制や規格への適合のために
Bluetooth技術では、無線免許が不要な2.4 GHz帯の電波を使用していますが、製品を使用する国や地域の法規制に適合する必要があります。また、Bluetoothのロゴを付けた機器を販売するためには、Bluetooth SIGの定める認定試験機関で試験を受け、製品登録してBluetooth認証を取得する必要があります。
アンリツのBluetoothテストセットMT8852BはBluetooth専用の試験機器であり、BluetoothデバイスのRF試験用としてBluetooth SIGの規格に準拠しています。Bluetooth Test Specificationで要求されるパワー、周波数、変調、受信感度などを高速、かつ容易に測定できます。
生産の効率化のために
無線通信デバイスの生産効率を向上するためには、検査時間の短縮が課題の一つです。また、無線通信デバイスは、Bluetooth技術だけでなく、無線LANや5GNR/LTEなど他の規格の無線通信機能とともに実装されることもあり、多様な通信規格を並行して試験可能なワンボックスの試験機器が、生産ラインの省スペース化や試験時間の短縮の観点で求められています。
アンリツのBluetoothテストセットMT8852Bは、Bluetoothデバイスの試験モードを自動で切り替えることができ、製造ラインを容易に構築できる上、検査時間の短縮に貢献します。
また、ユニバーサルワイヤレステストセットMT8870Aは、複数の試験対象デバイスを同時に接続し、並行して検査することで、検査時間を短縮することが可能です。さらに、MT8870Aは1台で複数の無線規格に対応しており、生産ラインの構築コストとスペースを抑えることができます。
アンリツは、これら2つの試験ソリューションを通して、お客様の生産効率向上に貢献します。