MS9740A 光スペアナによる帯域フィルタの測定例
帯域フィルタの測定例
「Traceモード」を駆使した狭帯域フィルタの解析
FBG、AWG、OBPFなどのパッシブデバイス評価では、広帯域光源を使用します。DUT未挿入時と挿入時の測定結果の差分を求め、DUT特性を評価します(リファレンス測定)。MS9740Aでは光スイッチなどを使用した測定を想定し、最大10個の測定波形を記憶し、波形間演算を用いてリファレンス測定が行える機能を用意しました。
また、パッシブデバイス評価では広いダイナミックレンジが要求されます。MS9740Aでは、ピーク波長から0.2nm離れた点のダイナミックレンジは42dB、0.4nm離れた点のダイナミックレンジは58dB以上もっているので、パッシブデバイスの評価に適しています。さらに、最小波長分解能30pm、最低受光感度は-90dBmを有しているため、狭帯域のフィルタ特性評価にも有効です。
同時に画面表示可能な最大10個の波形は、1ファイル上に保存できます。
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