スマートオフィス/スマートホーム
具体的にどのようにしてスマートオフィス/スマートホーム向けIoT機器の「無線通信品質」を確保すればよいのでしょうか?いくつかの視点から、課題や留意点を紹介いたします。
スマート家電
家電製品に無線通信機能を搭載するにはどのような点に気を付けるべきか?
掃除機や冷蔵庫など、以前は通信機能が搭載されていなかった家電製品にも、通信機能が搭載されることが次第に増えてきました。家電製品技術者が製品品質保証において新たな課題に直面していると言えます。
詳細:IoT機器の通信品質を確保するためには >
法規制・規則に準拠しているか?
搭載した通信機能が販売・使用予定地域における法規制・規則を守って動作しているかを確認することが必須です。
実際の使用環境を考慮しているか?
詳細:IoT機器の通信品質を確保するためには >
VR/AR/MRゴーグルなど、リアルタイムで大容量通信を行うIoT機器
スループットは十分か?
XR技術によって、エンターテイメントや遠隔操作といったユースケースにおいてIoT機器のサービス向上が実現できるようになりました。ユーザーエクスペリエンスを高めるには、XR機器が高精細、高フレームレート映像のデータ通信接続を安定して提供できなければなりません。XR機器の通信品質が不安定になることがあれば、ユーザーの期待に応えられずユーザーに不満を抱かせた結果、将来のビジネス機会を逃すかもしれません。
通信接続の安定性は検証されているか?
ユーザーがXR端末を突然動かす場合にデータ通信遅延が生じ得るため、安定した通信接続が維持できているか確認することが必要です。
スマートメーター、パワーグリッド
低消費電力であることが確認されているか?
通信の容量と頻度が少ないユースケースであるため、品質確保の観点から、電池寿命を長くすべくIoT機器は低消費電力であることが望ましいです。IoT機器ベンダーが適切な無線技術を採用し、低消費電力の必要性に留意したうえで設計することが求められています。そのため、ほとんどのIoT機器はデータ転送時間を最小化できるよう設計されています。もしIoT機器に何らかの問題が発生して頻繁にデータ再送を始めることがあれば、電池寿命を縮める深刻な問題になり得ます。
FWA/CPE機器(固定無線アクセス機器)
なぜモジュールとアンテナ搭載後の性能評価が必要なのか?
無線通信技術は複雑です。よって、無線通信モジュールそのものが通信規格や法規制に準拠していたとしても、完成後のIoT機器が準拠しているとは限らないため、完成後の状態で性能を確認することが必須です。FWA/CPE機器については、ピークスループットや発熱状態を確認することがとても重要です。
アンテナやパワーアンプなどのRFコンポーネント
実際の5GユースケースにおいてRFコンポーネントに求められることは?
RFコンポーネントはIoT機器の性能を決定づける重要な要素です。高度な無線通信技術や複雑な通信性能を実現するためには、RFコンポーネント単体のみを製品評価するだけではIoT機器の品質を保証することがもはや不十分で、完成後のIoT機器に対しての製品評価が求められるようになっています。