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アンリツのモバイル・インターフェアレンス・ハンター™システムを使用すると、重度のマルチパスが発生するビルの谷間を含む多様なRF環境において、広範な電力レベルにわたって、多くの種類の妨害波発生源の位置を検出できます。方向検出に移動性が加わることで、短時間でより多くの測定値の収集ができます。
インターフェアレンス・ハンター™システムの構成
必須:
推奨:
アンリツのモバイル・インターフェアレンス・ハンター™ソフトウェアのアルゴリズムは、特許申請中です。このアルゴリズムでは、POA(Power-Of-Arrival)方式を使用して、妨害波を迅速に計測し、その発生源を検出します。妨害波発生源へユーザを案内するために、地図には方向を示す矢印が表示されます。示される方向の精度はGPSテクノロジで高められ、測定車の位置と走行経路が正確に特定されます。また、音声ガイドを利用することで、運転中に地図を見る必要は最小限で済みます。このため、単独作業も楽に行えます。音声ガイドは、タブレット本体で再生することも、オーディオケーブルを介してカースピーカシステムで聞くこともできます。カーステレオとタブレットにBluetooth機能が搭載されている場合は、Bluetoothワイヤレステクノロジも使用できます。Bluetoothを使用する場合は、インターフェアレンス・ハンター™で測定する周波数が2.4 GHz帯にならないよう、注意してください。
インターフェアレンス・ハンター™アルゴリズムには、チャネル電力測定が取り入れられています。この機能によって、広帯域の変調信号から狭帯域やCWに至るまで、多様な種類の信号探索がおこなえます。ユーザが簡単に目的の信号に適したチャネルパワー帯域幅に設定できます。
十分な測定結果が蓄積され、マルチパスに対してフィルタリングが行われると、妨害波発生源の推定位置を示す円が地図に表示されます。円の直径は測定値が多いほど小さくなり、信号特定の精度が高まります。走行の軌跡には、青や赤の点が地図に表示されますが、その色は信号の強度に比例しています。
インターフェアレンス・ハンター™画面。走行経路に沿って表示される点の色は、信号強度に比例します。
モバイル・インターフェアレンス・ハンター™システムのセットアップは、スペクトラムアナライザとWindowsタブレットをUSBケーブルで接続するだけです。起動すると、スペクトラムアナライザは、自動的にチャネル電力モードになります。作業者が設定する項目は、周波数やチャネル帯域幅など、ごくわずかです。該当のOpenStreetMap™が、ユーザによってプログラムにロードされます。または、Google Maps™を利用することもできます(妨害波探索時には、インターネットにアクセスできる必要があります)。
単独作業ができるように、カーナビシステムのように、ダッシュボード上にタブレットPCを取り付けられます。音声ガイドによる妨害波の位置に向かう指示は、カースピーカシステムで聞くことができます。
自動車のダッシュボードに取り付けられたWindows® PCタブレット上のモバイル・インターフェアレンス・ハンター™
妨害波発生源に近づいたら、アンリツのハンドヘルドスペクトラムアナライザと、八木アンテナなど、指向性アンテナを使用して、妨害波発生源を突き止めます。妨害波発生源を突き止める作業の際は、MA2700Aハンドヘルドインターフェアレンス・ハンター™装置の使用を、強くお勧めします。
モバイル・インターフェアレンス・ハンター™システムは、Windows 7またはWindows 8オペレーティングシステムで動作します。タッチスクリーン機能があるため、Windows 8が推奨されます。
Windowsタブレット/PCの最小要件
モバイル・インターフェアレンス・ハンティングシステム モバイルインターフェアレンスハンティングシステムは、市販のアンテナを使い、迅速かつ効率的に妨害波の特定を行うことが出来ます。