コヒーレントOTDR MW90010Aは、最大12,000 kmまでの超長距離光海底ケーブルの障害検出を10 mの測定分解能で実現したOTDRです。
コヒーレント検波技術により、光海底ケーブルの破断点、ケーブル損失、曲げ損失、ファイバ長などを波形データとして取得でき、詳細な評価が行えます。測定時間やダイナミックレンジなどの基本性能も優れ、光増幅器の中継間隔が80 km以上の光海底ケーブルにおいて高精度に測定できます。
また、波長確度±0.2 nmの波長可変光源を搭載しており、1535.03 nm~1565.08 nmの範囲で波長設定が可能で、DWDM海底ケーブルシステムに対応できます。
仕様
項目 |
規格 |
被測定ファイバ |
ITU-T G.653(DSF) |
光コネクタ |
FC、SC、DIN、HSM-10/A、ST(リプレイサブル、PCタイプ) |
波長範囲(Probe光) |
1535.03 nm~1565.08 nm |
波長確度(Probe光) |
±0.2 nm(20~30℃) |
ウォーミングアップ時間 |
30分(20~30℃) |
パルス幅 |
3、10、30、60、100 μs |
光出力パワー |
0~+13 dBm、0.5 dB ステップ |
ダイナミックレンジ(S/N=1) |
17 dB以上
測定条件(パルス幅: 10 μs、アベレージ回数: 216、
距離レンジ: 1000 km、Smoothing: On、信号: -57 dBm @ Pin) |
デッドゾーン |
0.5 km (パルス幅: 3μs) |
距離レンジ |
100 km、500 km~12,000 km(500 kmステップ) |
測定時間 |
15分(距離レンジ: 1000 km、アベレージ回数: 216) |
寸法・質量 |
320(W)×177(H)×451(D)、17 kg以下 |