Skip to main content

dSPACE、Apposite、理経と協業し、5GAAシンポジウムで自動バレーパーキング(AVP)試験をデモ展示

2022/11/18

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、dSPACE GmbH(以下dSPACE)、Apposite Technologies LLC(以下Apposite)および株式会社 理経(代表取締役社長 猪坂 哲、 以下 理経)との協業により、自動運転で駐車を行う自動バレーパーキング(以下AVP)Type-2に準拠したシミュレーション環境を開発し、2022年10月にスペインのマラガで開催された5GAA[※1]シンポジウムでデモ展示いたしました。

AVPは、大規模宿泊施設、商業施設、空港等において、自動運転で駐車を行うサービスで、安全性の確保や効率の向上のための開発が盛んに行われています。これを支える技術として従来から自律運転型のAVP Type-1がありましたが、2022年6月、国際団体「5GAA」において通信協調型であるAVP Type-2が提案されました。従来型と異なり、車両への高性能コンピュータ搭載が不要になり、車両コストの低減が期待できます。一方でAVP Type-2には通信の信頼性が求められ、QoS管理やIPレイヤでの障害耐性に関する評価が重視されます。

デモ展示したソリューションは、仮想と実車のデジタルツイン環境が実現できるため、実車を用意できない仮想段階からAVP Type-2のテストを開始できます。今回のデモには、自動車メーカ、自動車部品サプライヤ、移動体通信事業者などからの関心が集まりました。アンリツは、今後も本ソリューションを発展させ、AVPの安全性や効率の向上に貢献してまいります。

デモンストレーションの概要

  • dSPACEのPCベースシミュレータは、PCのみで環境/インフラ/センサ/車両情報を統合して模擬するツールです。今回のデモでは、AVP Systemをインストールしてシミュレーションを実行しています。
  • AVP Systemによって生成される車両運動制御コマンド(VMC: Vehicle Motion Command)は、アンリツの5G基地局シミュレータによる5G通信で、車両制御の様子を表示するOEM Applicationに伝送されます。
  • VMCコマンドは、伝送される途中でApposite Network emulatorを通過します。ここで遅延やデータのパケットロスが付加され、その影響で車両制御が不安定になることをOEM Application上で確認できます。AVP開発者は、車両制御が不安定にならないよう、制御システムやネットワークを設計します。

20221118-news-dspace-anritsu-1

5Gで車両運動制御(VMC: Vehicle Motion Control)コマンドを受信した仮想車両が、駐車場内を管制指示に従って自動走行している様子

20221118-news-dspace-anritsu-vmc

製品概要

基地局シミュレータ ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A

5G方式の無線アクセス技術(RAT[※2])に対応したネットワークシミュレーションを提供するテストプラットフォームで、Telematics, Infotainment, V2X等の自動車ユースケースの開発評価・認証試験環境を提供します。

Automated Valet Parking(AVP)についてもっと詳しく

dSPACEについて

dSPACEは、コネクテッドカー、自動運転車両および電気自動車を開発するうえで必要なシミュレーションおよび妥当性確認ソリューションを提供する国際的企業です。

自動車メーカやサプライヤのお客様は、dSPACEのエンドトゥエンドのソリューションを利用し、実車での試験前にソフトウェアやハードウェアの各種コンポーネントをテストしています。また、自動車産業だけでなく、航空宇宙や産業オートメーション、およびその他の産業分野でも開発パートナーとして選ばれ、その知識と経験はさまざまな現場に活かされています。

dSPACEの製品ポートフォリオは、シミュレーションや妥当性確認向けのエンドトゥエンドのソリューションからエンジニアリング、コンサルティングサービス、トレーニングやサポートまで幅広くカバーしています。

ドイツのパーダーボルンにある本社と、ドイツ国内の3つのプロジェクトセンター、米国、イギリス、フランス、クロアチア、日本、中国、および韓国にある子会社を含め、世界中で2,100名近くの従業員が製品・サービスを提供しています。

ウェブサイトはこちらから。

日本国内お問い合わせ先

メール : marketingkk@dspace.jp

Appositeについて

Appositeは、2005年設立以来、ネットワーク模擬システムを通信テストやアプリケーション開発のために世界中のアプリケーションベンダ、防衛産業、民間企業や通信サービスプロバイダへ提供しています。主な顧客は、Netflix、Google、Amazon、Microsoft、HP、IntelやCiscoなど世界3,000社にのぼります。2020年よりトラフィックジェネレーションの販売を開始し、サイバーテロ対策のツールとして各国の防衛機関で利用されています。

ウェブサイトはこちらから。

理経について

株式会社 理経は、IT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーとして1957年に設立以来、システムからネットワーク、VR/ARコンテンツ、電子材料・電子機器までさまざまなソリューションを提供しています。国内外の最先端技術や先進的な製品を活用したソリューションを提案し、お客様の業務の効率化、収益の改善などビジネスの発展に寄与します。

ウェブサイトはこちらから。

 

用語解説

[※1] 5GAA
国際団体「5G Automotive Association」の略。同団体には、全世界の自動車業界と通信業界から主要な企業が参画しており、将来のモビリティと交通サービスのための標準化を共同で推進している。
[※2] RAT
Radio Access Technologyの略。LTE,3G,GSMなどの無線アクセス技術を示す。

 

アンリツの製品・ソリューション・その他の情報は、Facebookでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/AnritsuTandM/

関連リンク