MT8000AがQualcomm®の5G RANプラットフォームを搭載したスモールセルの試験に対応
2022/07/06
MT8000Aが、5G NR Sub-6 GHzスモールセルの普及と発展に貢献
アンリツ株式会社(社長:濱田 宏一)は、ラジオコミュニケーションテストステーション MT8000Aが Qualcomm Technologies, Inc.(以下クアルコム社)の提供するQualcomm® Development Acceleration Resource Toolkit[※1]と連携し、クアルコム社の5G RANプラットフォームを搭載したSub-6 GHz帯のスモールセルの試験に対応いたしましたのでお知らせします。
フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどのスモールセルは、それぞれカバーできる範囲が異なり、ショッピングモールやスポーツスタジアムなど、屋内や人混みでの高速通信が求められる環境で使用されます。Qualcomm®のFSM100 5G RAN プラットフォームは、そのような条件に適し、モバイル通信事業者に広く採用されている高機能な5G NRスモールセルソリューションです。また、このプラットフォームは、OEM[※2]がソフトウェアおよびハードウェアのリファレンスデザインを再利用しやすいよう設計されています。
MT8000Aは、5G NRのSub-6 GHz帯からミリ波帯まで、ノンシグナリングでの基地局RFテストに対応したソリューションです。3GPPのTS38.141-1およびTS38.141-2に準拠した本ソリューションは、QDARTと同時に使用し、複数の被測定物を同時かつ高品質に試験できるパラレルテストなどの独自機能も活用いただくことで、OEMにおけるスモールセルの製造時間とコストの削減に貢献いたします。
アンリツは、クアルコム社のスモールセル用5G RANプラットフォームに対応した、高品質でコストパフォーマンスの高い本ソリューションを提供し、5Gの無線アクセスネットワークの発展と普及に貢献してまいります。
MT8000Aについて詳しく
QualcommおよびFSMは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。
Qualcomm 5G RAN PlatformおよびQualcomm Development Acceleration Resource Toolkitは、Qualcomm Technologies, Inc.および、またはその子会社の製品です。
用語解説
- [※1] Qualcomm Development Acceleration Resource Toolkit
- 略称はQDART。Qualcomm社によって開発されたシステムユーティリティ の Shareware ソフトウェアのこと。
- [※2] OEM
- Original Equipment Manufacturingの略。製造業者が他社の名義やブランドの製品を製造するもしくはその受託側企業のこと。