Skip to main content

5G・LTE端末/モジュールの受信試験用妨害波発生ソフトウェアの販売を開始

2022/01/24
妨害波作成の困難さを解決し、妨害波試験をより簡易に実施

20220114-mg3710e-news

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、ベクトル信号発生器 MG3710Eで作動する、5G(第5世代移動通信システム)およびLTE(Long Term Evolution)の妨害波発生用ソフトウェアの販売を開始しました。本ソフトウェアで生成する妨害波は、5G・LTE端末/モジュールの受信感度やスループット試験に用いる3GPP規格に準拠しています。

5G・LTE端末/モジュールの評価において、ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000Aやラジオ コミュニケーションアナライザ MT8821Cと、今回販売を開始した妨害波発生用ソフトウェア搭載のMG3710Eを組み合わせることにより、3GPP規格に沿ったRF認証試験の必須評価項目である妨害波試験を容易に行えます。

今回販売を開始した妨害波形パターンは次の2種類です。

  • 5G NR受信試験用妨害波波形パターン MX371055A
  • LTE受信試験用妨害波波形パターン MX371054A

本ソフトウェアは、Sub-6 GHz帯5G・LTE端末/モジュールのRFコンフォーマンステスト受審前の社内評価や、受信感度もしくはスループット性能試験にご活用いただけます。

開発の背景

世界各地の携帯電話オペレータは、5Gによるスマートフォン向けのサービスとともにFWA(Fixed Wireless Access)サービスの提供も開始し、CPE(Customer Premises Equipment)メーカーが発表する5G製品の数はスマートフォンと同様に年々増加しています。また、車載機器メーカーでは、TCU(Telematics Control Unit)などの通信機器に搭載する5Gモジュールの開発が進められています。このように5G端末/モジュール市場が拡大している一方で、5Gサービスを提供していないオペレータ向けには、LTE端末/モジュールも並行して開発が続けられています。

これらの製品メーカーが5G・LTE端末/モジュールを販売するためには、3GPP規格に従ったRF試験を認証機関で受審し、合格する必要があります。一方で認証は製品の最終評価であり、この評価での問題発生は設計の手戻りや再受審といったコストの増大に繋がります。これらを避けるため、開発の初期段階から受審に備えた事前評価が不可欠です。

事前評価を実施する場合、妨害波試験用にベクトル信号発生器が必要となります。妨害波の影響を受けても受信感度の悪化を抑制できる、市場競争力のある端末/モジュールを開発するためにも、妨害波を使用した評価は重要です。

そこでアンリツは、専門的な知識が必要な妨害波作成の困難さを解決し、妨害波試験をより容易に実施できるよう、3GPP規格に準拠した妨害波発生用ソフトウェアの販売を開始しました。

製品概要

ベクトル信号発生器 MG3710E

MG3710Eは、6 GHzまで出力できる任意波形信号発生器です。さまざまな変調信号を出力でき、受信感度や妨害波試験に活用できます。波形生成ソフトウェアを使用して、様々な方式の信号を任意の条件で出力することができます。

なお、MG3710Eは5G・LTE用の弊社RFコンフォーマンステストシステム ME7873シリーズにも組み込まれており、テストハウスなどの認証機関において、RF認証試験に活用されています。

特長

  • 本ソフトウェアをインストールすることにより、Sub-6 GHz帯の5G・LTE端末/モジュールの受信試験に用いる、3GPP規格準拠の妨害波を生成できます。同じ妨害波が、弊社RFコンフォーマンステストシステムでも使用されています。
  • 波形パターンの名前で信号条件が判別できるので、必要な信号を即座に選択して出力できます。

対象市場・用途

対象市場
スマートフォン、CPE、TCU等に関係する無線通信機器メーカー、電子部品メーカー、携帯電話事業者
用途
5G・LTE端末/モジュールの受信性能評価

本製品についてもっと詳しく

関連リンク

以下のお住まいの国をご確認の上、最寄りのイベント、連絡先情報、特別キャンペーンをご覧ください。