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IoT社会の進展に向け5G評価ソリューションのラインナップを拡充

2021/09/30

mt8000a-top

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、5Gデバイスのサービス評価をSingle boxで実現したソリューションに加え、低コストで無線評価を実現するラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A Entry Modelを開発しました。DX[※1]を活用し社会でスマート化が推進される上で必要な5Gデバイス評価ソリューションのラインアップを拡充いたします。

アンリツは、IoT[※2]機器を評価されるお客さまやパートナーさまと連携し、計測技術と通信知見を活用し社会のスマート化に貢献してまいります。

背景

これまで、スマートフォンなどの5G先進デバイスのパフォーマンス評価にMT8000Aを幅広く活用いただいております。5Gはスマートフォンのみならず、さまざまなユースケースをサポートしており、特に社会のスマート化が進む中で安定したサービスを支えるインフラ技術として期待されています。

これを実現するためには、インフラの評価のみならず、IoT機器など多様化するデバイスの5G接続性やサービス品質を評価することが重要です。例えばスマートファクトリーやスマートロジスティクスにおいて安定したサービスを実現するためには、ドローンやAMR[※3]、産業ロボット、XR[※4]機器等の単体での品質評価が不可欠です。

しかし、5Gのさまざまなユースケースへの利用が期待される反面、既存のスマートフォン向けの品質評価ソリューションでは、IoT機器向けの品質評価ソリューションとして高機能かつ高コストであるという課題がありました。この課題を解決するために、アンリツは以下のスマートサービスを評価するソリューションを拡充し、お客さまのコストニーズに最適なソリューションをご用意いたしました。

ソリューション概要

無線性能の基本評価

IoT機器向け無線開発者およびアンテナデバイスなどのデバイスサプライヤの無線評価では、完成されたスマートフォンの評価とは異なり、求められる通信データ容量の観点からSISO[※5]といったベーシックな無線接続環境下でRF性能評価を行うケースが多くなっております。この性能評価では、スマートフォン向けの高次MIMO[※5]やLTE-AdvancedのようなCA[※6]機能は過大評価になります。アンリツは必要十分な無線評価機能をサポートする5G Entry Modelをリリースしました。先進のスマートデバイス評価をローコストで開始できます。

サービス評価

スマート化を実現するためには無線のみならず、期待したサービスが実現できているかを確認するためのサービスレベルでの品質評価が重要です。この評価は正常系の無線通信機能のみならず、通信異常状態時にフェイルセーフをシステムが実現できているか、システムが期待した動作をしているか、といった評価も必要になります。SmartStudio NRはこれらのサービスレベルの評価をEasy-to -Useで実行できる最適なソリューションです。また、これまで複数のシグナリングテスタで実現していたLTE+5Gのサービス品質評価を、Single Box(MT8000Aのみ)で実現することで、より低価格、小フットプリントでサービスレベルの品質評価が可能です。

スマート化を推進されるお客さまに5Gデバイス評価を円滑にお進めいただくため、お客さま技術支援や評価ソフトウェアのご評価貸出など魅力的なプランをご用意しております。詳しくは下記問い合わせ、または弊社ご担当営業までお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

MT8000Aについてもっと詳しく

主な特長

5G Entry Model

MT8000A Entry Modelは5G NRのEN-DC[※7]接続構成をコスト効率の高い1台により実現します。5G NR/LTEについて、それぞれDownlink1/Uplink1のコンポーネントキャリアをSISOで伝送します。また、FR2のミリ波に対応しております。

SmartStudio NR

5Gデバイス評価において、端末の機能評価は通信プロトコルに基づいたネットワーク接続を前提とし、特にサービス評価を行うためにはネットワーク側に配置したアプリケーションサーバとの接続が必須となります。SmartStudio NRはこのような評価環境を簡易に構築するために、ステートマシンGUIによりインタラクティブな操作で5Gデバイスのネットワーク接続評価が可能となります。

用語解説

[※1] DX
DX(Digital Transformation)は、2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが提唱したとされる「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え。経済産業省は、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義している。
[※2] IoT
IoT(Internet of Things)は、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。
[※3] AMR
AMR(Autonomous Mobile Robot)は、「自律走行搬送ロボット」と訳されるロボットで、磁気テープなどの誘導体を必要とせず、搭載されたセンサなどの情報から自己位置を推定し、自ら判断して移動する。
[※4] XR
XR(Extended reality)は、コンピュータ技術とウェアラブルによって生成されるすべての現実と仮想の複合環境と人間と機械の相互作用を指す。「X」は、現在または将来の空間コンピューティング技術の変数を表し、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)などが含まれる。
[※5] SISO/MIMO
SISO (single input and single output)は、送信側も受信側も単一アンテナの通常の無線通信であり、MIMO (multiple-input and multiple-output)は、送信機と受信機の双方で複数のアンテナを使いることで、通信品質を向上させる。
[※6] CA
CA(Carrier Aggregation)は、複数の周波数帯を組み合わせ、より大きな帯域幅(電波の周波数の範囲)を仮想的に作り出すことが可能になる技術。
[※7] EN-DC
EN-DCは、“E-UTRAN New Radio - Dual Connectivity”の略。3GPPのRelease 15で導入され、LTEと5G NRの同時接続のこと。

関連リンク

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