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クアルコム社との協業により、5G RFコンフォーマンステストで世界初のミリ波Demodulation/CSI Conformance TestingのGCF認証を取得

2021/02/03
ME7873NRで5G対応端末の市場投入促進に貢献

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、当社の5G RFコンフォーマンステストシステム ME7873NRが5G NRのRFコンフォーマンステスト[※1]において、クアルコムテクノロジーズ社との協業により、業界に先駆けて、ミリ波帯(FR2)における3GPP TS38.521-4 Demodulation/CSI Conformance Testing[※2](以下、Performance試験)のGCF[※3]認証を取得したことをお知らせいたします。

ME7873NRは、クアルコムテクノロジーズ社との共同検証により2021年1月に開催されたCAG[※4]ミーティングにおいて、5G NR FR2ノンスタンドアローンモード(NSA)[※5]で、世界初となるPerformance試験のGCF認証を取得しました。今回のGCF認証に先立ち、アンリツは3GPP RAN5会議[※6]において、RFコンフォーマンステスト規格の策定にも貢献してきました。

今回の成果により、ミリ波5Gサービスにおける、フェージング環境下での単位時間あたりのスループットを確認することができるようになるため、実運用により近い状態での端末性能を保証することができるようになり、商用端末の普及に向けて大きく貢献いたします。

また、Performance試験以外においても5G NRデバイス開発者は、ME7873NRを使用することで、設計した製品が3GPP規格に準拠しているかを検証し、デバイスの性能をより確実に評価することができます。

今回の協業の成果について、当社モバイルソリューション事業部長の安城 真哉は次のように述べています。

「クアルコムテクノロジーズ社との早期からの共同検証により、FR2におけるGCF認証の促進に貢献できました。今後もモバイル業界の認証活動をリードし、5Gエコシステムの発展に貢献していきます。」

アンリツは今後も5Gモバイルネットワークの商用サービスにおいて重要な役割を果たし、5G対応端末の市場投入促進に貢献していきます。

製品概要

New Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NR

ME7873NRは、3GPP TS 38.521/TS 38.533[※7]で規定される5G NRのRF試験/RRM試験に対応する自動試験システムです。

5G NRにおけるスタンドアローンモード(SA)[※8]/ノンスタンドアローンモード(NSA)双方に対応します。また、5G用OTA(CATR)チャンバー[※9]であるCATR Anechoic Chamber MA8172Aと組み合わせることで、3GPPのFR1(Sub-6GHz帯)だけでなく、FR2(ミリ波帯)を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーします。柔軟にシステムを構成できることから、お客さまは測定要件に合わせてME7873NRをカスタマイズできます。

ME7873NRは、LTE-Advanced RFコンフォーマンステストシステム ME7873LAからのアップグレードが可能であり、費用対効果の高いRFテストシステムを構築できます。

ME7873NRについてもっと詳しく

用語解説

[※1] RFコンフォーマンステスト
携帯端末の送受信特性、パフォーマンスなどが3GPP規格に適合していることを確認するための試験。
[※2] Demodulation/CSI Conformance Testing
単位時間あたりのスループット、操作などに対する応答時間や待ち時間、消費・占有するリソースの量など、ネットワークの応答性と信頼性に関するフィードバックが正しく動作しているかを確認するための試験。
[※3] GCF
Global Certification Forumの略称。携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験基準を定めている団体。GCFにより承認された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※4] CAG
Conformance and Interoperability Agreement Groupの略称。携帯電話端末とネットワークとの相互接続試験の仕様や認証プロセスを決定するGCFに加盟している企業グループ。3ヶ月ごとに会合が開かれ、その場で認証の最終決定がなされる。
[※5] ノンスタンドアローンモード(Non-Standalone mode; NSA)
4G回線でC-Plane(Control Plane:制御信号)通信を行い、5G回線でU-Plane(User Plane:ユーザーデータ信号)に特化して通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※6] 3GPP RAN5会議
3GPPの技術仕様をまとめるグループのうち、モバイル端末のコンフォーマンス試験に関するワーキンググループ。
[※7] 3GPP TS 38.521/TS 38.533
3GPPの技術仕様で、5Gデバイスの無線特性試験に関する規格。TS 38.521が送受信、TS 38.533がRadio Resource Management(RRM)に関する規格。
[※8] スタンドアローンモード(Standalone mode; SA)
NSAとは異なり、4G回線との相互接続はせず、5G回線のみでU-Plane、C-Planeの両方の通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※9] OTA(CATR)チャンバー
OTAはOver the Air、CATRはCompact Antenna Test Rangeの略。空間を介して電波の送受信を行い、無線機の性能を測定するため、外来の電波を遮断し、内部では電波の反射を防ぐ構造の暗箱。CATRは3GPPで規定されており、限られた広さの空間で遠方界を作り出すことができる。

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