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5G RFコンフォーマンステストで世界初となるミリ波スプリアス試験のGCF認証を取得

2020/05/19
ME7873NRで5G対応端末の市場投入促進に貢献

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、当社のNew Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NRが5G NRのRFコンフォーマンステスト[※1]において、業界に先駆けて、ミリ波帯(FR2)におけるスプリアス[※2]試験のGCF [※3]認証を取得したことをお知らせいたします。

ME7873NRは、2020年4月に開催されたCAG[※4]ミーティングにおいて、5G NR FR2ノンスタンドアローンモード(NSA)[※5]で、世界初となるスプリアス試験のGCF認証を取得しました。GCFによる今回の認証に先立ち、アンリツは3GPPのFR2スプリアステストケースを定義するため、多くの技術文書を寄稿し、3GPP RAN5会議[※6]を主導。5G FR2におけるRFコンフォーマンステスト規格の策定に貢献しました。

アンリツは今後、ME7873NRがGCFおよびPTCRB[※7]での5G FR2 RFおよびRRM試験[※8]の認証をさらに取得することにより、5Gモバイルネットワークの商用サービスにおいて重要な役割を果たし、5G対応端末の市場投入促進に貢献していきます。

製品概要

New Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NR

ME7873NRは、3GPP TS 38.521/TS 38.533[※9]で規定される5G NRのRF試験/RRM試験に対応する自動試験システムです。

5G NRにおけるスタンドアローンモード(SA)[※10]/ノンスタンドアローンモード(NSA)双方に対応します。また、5G用OTA(CATR)チャンバー[※11]であるCATR Anechoic Chamber MA8172Aと組み合わせることで、3GPPのFR1(Sub-6GHz帯)だけでなく、FR2(ミリ波帯)を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーします。柔軟にシステムを構成できることから、お客さまは測定要件に合わせてME7873NRをカスタマイズできます。

ME7873NRは、LTE-Advanced RFコンフォーマンステストシステム ME7873LAからのアップグレードが可能であり、費用対効果の高いRFテストシステムを構築できます。

ME7873NRについてもっと詳しく

用語解説

[※1] RFコンフォーマンステスト
携帯端末の送受信特性、パフォーマンスなどが3GPP規格に適合していることを確認するための試験。
[※2] スプリアス
設計上意図した信号以外の不要な周波数成分。
[※3] GCF
Global Certification Forumの略称。携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験基準を定めている団体。GCFにより承認された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※4] CAG
Conformance and Interoperability Agreement Groupの略称。携帯電話端末とネットワークとの相互接続試験の仕様や認証プロセスを決定するGCFに加盟している企業グループ。3ヶ月ごとに会合が開かれ、その場で認証の最終決定がなされる。
[※5] ノンスタンドアローンモード(NSA)
4G回線でC-Plane(Control Plane:制御信号)通信を行い、5G回線でU-Plane(User Plane:ユーザーデータ信号)に特化して通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※6] 3GPP RAN5会議
3GPPの技術仕様をまとめるグループのうち、モバイル端末のコンフォーマンス試験に関するワーキンググループ。
[※7] PTCRB
PCS Type Certification Review Boardの略称。GCF同様、携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験の基準を定めている団体。北米で運用されている周波数帯を対象としている。PTCRBにより認証された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※8] RRM試験
RRMはRadio Resource Managementの略。基地局と携帯端末間の無線リソース制御、例えば隣接基地局間のハンドオーバなどが正しく動作しているかを確認するための試験。
[※9] 3GPP TS 38.521/TS 38.533
3GPPの技術仕様で、5Gデバイスの無線特性試験に関する規格。TS 38.521が送受信、復調、伝搬路情報、TS 38.533がRadio Resource Management(RRM)に関する規格。
[※10] スタンドアローンモード(SA)
NSAとは異なり、4G回線との相互接続はせず、5G回線のみでU-Plane、C-Planeの両方の通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※11] OTA(CATR)チャンバー
OTAはOver the Air、CATRはCompact Antenna Test Rangeの略。空間を介して電波の送受信を行い、無線機の性能を測定するため、外来の電波を遮断し、内部では電波の反射を防ぐ構造の暗箱。CATRは3GPPで規定されており、限られた広さの空間で遠方界を作り出すことができる。

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