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ネットワークマスタ プロ MT1000A用OTDRモジュール(1310/1550/1650nm)を販売開始

2020/02/14
1310nm、1550nm、1650nmの3波長で、光回線の障害個所検知と品質評価を実現

mt1000a

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、光ネットワーク用測定器 ネットワークマスタ プロ MT1000Aのラインアップを拡充するため、OTDRモジュール(1310/1550nm、1650mm SMF)MU100023Aを開発しました。2月14日から販売いたします。

今回開発したMU100023Aは、MT1000A用測定モジュールとして、1310/1550nmに加え、現用回線の保守で使用される1650nmの3波長でOTDR[※1]測定を行えます。

MU100023Aは、MU100020A/MU100021A/MU100022A同様、OTDR、安定化光源、光パワーメータを標準搭載していることに加え、オプションで可視光源機能、光ファイバスコープ機能を搭載できます。これにより、1台で各種光回線の通信品質の検証や現用回線を含む障害箇所の検知が行えます。

さらに、MU100023Aと既存の10Gマルチレートモジュール MU100010Aや100Gマルチレートモジュール MU100011Aを同時に搭載することにより、光回線測定と伝送品質測定が1台のMT1000Aで実現できます。

アンリツは、MT1000A用OTDRモジュール MU100023Aの販売を開始することにより、光回線の建設・保守作業の効率向上に貢献いたします。

開発の背景

SNSやインターネットビデオの普及により、スマートフォン、タブレットなどの通信容量が増大しています。さらに5Gサービスの本格普及にともない、通信容量の急増が見込まれており、モバイルフロントホール[※2]/モバイルバックホール[※3]の光ネットワーク化、メトロネットワークのWDM[※4]化がさらに進展しています。

このためネットワークの建設や現用回線の保守作業が増大しており、光測定器のニーズが高まっています。

光ファイバの建設・保守時には、光ファイバの品質試験が必要とされています。通信波長の1310/1550mmに加え、保守波長である1650nmのOTDR測定が求められます。

また、光ファイバの品質試験だけでなく、伝送品質試験も求められ、これらの評価を1台で可能とするマルチプラットフォームのニーズが高まっています。

アンリツは、これまで伝送品質試験用測定器として、MT1000A用測定モジュールである10Gマルチレートモジュール MU100010Aをはじめ、さまざまなモジュールがラインアップされています。また、光ファイバの品質試験として、OTDRモジュール MU100020A/MU100021A/MU100022Aを提供しています。

1310/1550nm、1650nmの3波長に対応したMU100023Aを開発。現用回線の保守用波長を用いた試験も可能としました。

製品概要

ネットワークマスタ プロ MT1000Aは、測定モジュール交換により各種光ネットワークの品質試験と伝送品質試験を1台で行える測定器です。

OTDRモジュールラインアップであるMU100020A/MU100021A/MU100022A/MU100023Aは、光回線の建設・保守用モジュールで、OTDR、安定化光源、光パワーメータを標準搭載しています。

さらにオプションで可視光源機能、光ファイバスコープ機能を搭載でき、光ファイバの建設・保守に必要な測定機能を1モジュールに搭載しています。さらに、9インチの高解像度フルカラータッチスクリーンと、操作性に優れたFiber Visualizer機能を搭載しており、OTDR測定を行うことの少ないユーザーでも測定できます。

MU100023Aは、現用光の波長帯域をカットしたフィルタを内蔵しており、保守波長である1650nmのOTDR測定で、現用回線に接続しながら障害箇所を特定できます。これまでのMU100020A/MU100021A/MU100022A同様、レスポンスの良いリアルタイム高速測定、短デッドゾーン[※5]、広ダイナミックレンジ[※6]を実現しています。

MT1000Aについてもっと詳しく

主な特長

現用回線のOTDR保守評価に新たに対応
MU100023Aは、光ファイバの保守に有効な波長1650nmに対応しています。通信に利用している現用回線の波長帯域をカットしたフィルタが内蔵されているため、通信に利用されていないダークファイバならびに現用回線の障害箇所を特定できます。
OTDR試験と伝送品質試験を1台で実現
MU100023Aと既存の10Gマルチレートモジュール MU100010Aや100Gマルチレートモジュール MU100011Aを同時搭載することで、モバイルバックホールやメトロネットワークでの光ファイバの故障探索と伝送品質試験を1台でサポートします。
光ファイバの損失と反射減衰量の合否を視覚的にわかりやすく判定
MU100023Aには、従来のMU10020A/MU100021A/MU100022Aでも採用しているFiber Visualizer機能を搭載しており、OTDR測定時に障害のポイントとなる光ファイバコネクタや融着部をアイコン化して分かりやすく表示できます。障害の判定要素となる損失と反射減衰量を、設定された基準値に従って色分けして合否判定されるため、OTDRの操作に慣れていない作業者でも測定できます。ワンボタン操作でPDFレポート作成もサポートします。
障害探索の検出精度を向上
MU100020A/MU100021A/MU100022A/MU100023Aは、測定条件を自動的に切り替えながらOTDR測定を実施し、複合した解析結果の中から障害点の検出を行います。これにより、PONネットワーク[※7]や長短の光ファイバによって構成される複雑な回線も、高精度に評価することができます。

対象市場・用途

対象市場
モバイルオペレータ並びに基地局設置工事請負業者、通信事業者、ネットワーク工事会社、通信設備保守会社、通信設備建設会社
用途
光ネットワークの建設・保守

用語解説

[※1] OTDR
Optical Time Domain Reflectometerの略。光パルス試験器のこと。レーザ光を使って光ファイバの特性(ファイバ長、損失、接続個所の位置)を測定することができる。
[※2] モバイルフロントホール
無線基地局とアンテナ装置間のネットワークのこと。
[※3] モバイルバックホール
無線基地局と最寄りの交換局を繋ぐ有線ネットワークのこと。
[※4] WDM
Wavelength Division Multiplexingの略。波長分割多重。
[※5] デッドゾーン
OTDRの分解能を評価する尺度の一つ。具体的にはコネクタ接続など、反射性の接続個所2個所が分離できる最小の単位。デッドゾーンが短いほど、光ファイバの接続位置評価に有効。
[※6] ダイナミックレンジ
OTDRの性能を表す尺度。光のレベル損失を距離に応じて表示する機能であり、ダイナミックレンジが広いほど、長距離の光ファイバを測定できる。
[※7] PONネットワーク
Passive Optical Networkの略。光ファイバ網の途中に分岐装置(光スプリッタ)を挿入して、一本のファイバを複数の加入者宅に引き込む技術。

関連リンク

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