Bluetooth 5.1に適合したテストソリューション
MT8852B BLE AoA/AoDオプションの販売を開始
2019/08/26
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、Bluetooth®の最新コア仕様バージョン5.1に対応し、Bluetooth市場において急成長が予想されている位置情報サービスの新技術を評価する「BLE AoA/AoDオプション MT8852B-037」を開発いたしました。
このソフトウェアオプションの販売を8月26日から開始する事をお知らせいたします。
MT8852Bに「BLE AoA/AoDオプション MT8852B-037」を搭載することで、Bluetooth Core仕様バージョン5.1でサポートされた方向探知技術(Angle of Arrival/Angle of Departure:AoA/AoD)で要求されるRF測定[※1]に対応します。
MT8852Bは、Bluetooth Core仕様バージョン5.1に準拠するBluetoothデバイスの開発・検証及び製造に貢献します。
開発の背景
従来からBluetoothを利用した位置情報サービスはありましたが、Bluetooth 5.1におけるAoA/AoDの登場により、更に高精度な位置情報の提供が可能になるため、ユーザー体験の向上と適用分野の拡大が予想されています。
AoA/AoDは、広く普及しているBluetooth Low Energy[※2]に追加された技術であり、資産追跡・屋内ナビゲーションシステムなど新たな形での利用が可能となります。
今後、Bluetooth 5.1に対応した様々なサービスや製品の登場が予想され、方向探知技術:AoA/AoDのRF測定のニーズが高まることが見込まれています。
このニーズに応えるため、アンリツはMT8852Bで、Bluetooth Core仕様バージョン5.1に対応しました。
製品概要
MT8852Bは、Bluetooth SIG RF Test Specificationsに規定されている試験手順に対応しており、Bluetoothチップセットやモジュール、セットベンダの開発部門や製造ラインにおいて必要とされるBR[※3]、EDR[※4]、BLE[※5]、Bluetooth Audioなど各種測定が行えます。
また、MT8852Bには開発用途に適したPCアプリケーションソフトウェアを標準で添付しています。本ソフトウェアを利用することにより、テストパケットをグラフィカルに表示できるとともに、テストリミットに対する合否の自動判定が可能で、開発や試作段階における障害の原因特定が容易に行えます。
さらに、MT8852Bは、2.4 GHz帯WLAN製品との共存試験を可能とする独自のAdaptive Frequency Hopping(AFH)試験機能を有していることに加え、量産試験を自動化できるターンキーソリューションも用意しています。
MT8852Bについてもっと詳しく
用語解説
- [※1] RF測定
- Bluetooth Specificationに定義されている無線規格(RF規格)を満たしているか、その性能を評価すること。
- [※2] Bluetooth Low Energy
- 2011年6月にBluetooth バージョン4.0 において追加された仕様。ボタン電池1個でも数年動作できる省電力が特長。
- [※3] BR
- Basic Rateの略。Bluetooth規格の最初期から存在する仕様であり、理論上の最大通信速度は1 Mbps。
- [※4] EDR
- Enhanced Data Rateの略。2004年11月に追加された最大3 Mbpsの高速モードに対応した仕様。
- [※5] BLE
- Bluetooth Low Energyの略。