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クアルコムとの協業で、業界初の5G NRコンフォーマンステストケースを3GPP RAN5に提出

2019/01/11
5G NRデバイスのGCF/PTCRBテスト検証の前提条件を達成

5G NR Mobile Device Test Platform   ME7834NR

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、3GPP RAN5ワーキンググループ[※1]での承認を得るため、3GPP TS38.523[※2]で定義された5G NRコンフォーマンステストケース[※3]を業界で初めて提出したことをお知らせいたします。

これらは、ノンスタンドアローン(NSA)モード[※4]に対応したデバイスのミリ波帯(FR2[※5])でのテストに基づいたものです。アンリツは、クアルコムの子会社であるQualcomm Technologies, Inc.のSnapdragon 855モバイルプラットフォームおよびSnapdragon X50 5G NRモデムファミリを使用し、5G NRモバイルデバイステストプラットフォーム ME7834NRでこれらのテストケースを検証、合格させました。

RAN5によるプロトコルコンフォーマンステスト[※6]の検証は、認証機関であるGCF[※7]およびPTCRB[※8]によるテスト検証の前提条件であるため、重要なマイルストーンです。

今回の成果により、モバイル業界は2019年からの5Gサービス導入に向けてデバイスのGCF/PTCRB承認を迅速に行うことができます。5G NRデバイス開発者は、ME7834NRを使用することで、設計した製品が3GPP規格に準拠しているかを検証し、デバイスの性能をより確実に確保することができます。

今回の提出に際し、Qualcomm Technologies社のエンジニアリング担当副社長、Jon Detra氏は、次のように述べています。

「5Gエコシステムの適合要件に対応させ、テストされた信頼性の高い5Gデバイスの提供を可能にするため、アンリツと協力し続けることをうれしく思います。」

当社のモバイルソリューション事業部長である徳家 努は、次のように述べています。

「アンリツは、Qualcomm Technologies社と共同で、この重要な業界のマイルストーンを達成できたことを誇りに思います。ME7834NRは、業界に最先端のテストソリューションを提供するため、従来のME7834プラットフォームの成功に基づいて構築しています。今回の成果により、モバイル機器メーカーは5Gインフラにおける相互運用性テストに要する時間の削減と費用対効果の高いソリューションを使用でき、負荷を軽減できます。」

製品概要

5G NRモバイルデバイステストプラットフォーム ME7834NRは、3GPPベースのモバイル機器用プロトコルコンフォーマンステスト(PCT)およびキャリアアクセプタンステスト[※9](CAT)を実行できるテストプラットフォームです。

LTE、LTE-Advanced(LTE-A)、LTE-A Pro、およびW-CDMAに加えて、スタンドアローン(SA)モード[※10]とノンスタンドアローン(NSA)モードの両方で5G NRをサポートします。

また、アンリツの新しいOTAチャンバ[※11] MA8171AおよびRFコンバータと組み合わせ、5Gで使用されるSub-6GHzおよびミリ波を含む周波数帯域をカバーします。

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用語解説

[※1] 3GPP RAN5ワーキンググループ
3GPPの技術仕様をまとめるグループのうち、モバイル端末のコンフォーマンス試験に関するワーキンググループ。
[※2] 3GPP TS38.523
3GPPの技術仕様で、5Gデバイスのプロトコルコンフォーマンス試験に関する規格。
[※3] 5G NRコンフォーマンステストケース
5G NRデバイスが定められた規格通りに動作しているかを確認するための試験手順。
[※4] ノンスタンドアローンモード(Non-Standalone mode; NSA)
データ送受信、基地局との制御情報のやりとりに4Gと5Gを合わせて使う方式。主に基地局との制御情報のやりとりは4G、データ送受信に5Gを使用する。
[※5] FR2
3GPPで規定されている5G NRで使用される周波数帯の区分。FR2は24250 MHz - 52600 MHzが定義されており、ミリ波帯と呼ばれている。
[※6] プロトコルコンフォーマンステスト
携帯端末と基地局間の通信手順が、標準規格に適合していることを確認するための試験。
[※7] GCF
Global Certification Forumの略称。携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験基準を定めている団体。GCFにより承認された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※8] PTCRB
PCS Type Certification Review Boardの略称。GCF同様、携帯端末のグローバルな相互接続性を保証するため、ネットワークでの運用基準や携帯端末の認証試験の基準を定めている団体。北米で運用されている周波数帯を対象としている。PTCRBにより認証された測定システム、測定項目は、そのテスト性能(測定手順、測定確度)が、携帯端末用認証試験で要求される条件に適合するものとして保証される。
[※9] キャリアアクセプタンステスト
モバイルネットワーク事業者(キャリア)が自社ネットワークで接続する端末を受け入れる際に、3GPP規格に基づき制定されたキャリア独自の要件や仕様を満たしているかを確認するための試験。
[※10] スタンドアローンモード(Standalone mode; SA)
データ送受信、基地局との制御情報のやりとりの双方に5Gを使用する方式。
[※11] OTAチャンバ
OTAはOver the Airの略。空間を介して電波の送受信を行い、無線機の性能を測定するため、外来の電波を遮断し、内部では電波の反射を防ぐ構造の暗箱。

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