Skip to main content
MENU

400GbE PAM4 BER測定を1台でサポート

2018/11/21
業界最高レベルの信号品質と受信感度を実現

シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、400GbE[※1]および400Gを超えるビットエラーレートテスト[※2]をサポートする、64 Gbaud[※3] PAM4[※4]パルスパターン発生器(Pulse Pattern Generator; PPG)および32 Gbaud PAM4 エラーディテクタ(Error Detector; ED)の販売を開始します。

本製品は、アンリツのシグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aシリーズ用新モジュールです。MP1900Aシリーズに搭載することで、次世代大容量通信のビットエラーレートを、業界最高レベルの信号品質と受信感度で評価できます。

開発の背景

次世代5Gモバイル通信やクラウド通信サービスの普及により、データ通信トラフィックのさらなる増大が予想されています。これにともない、そのインフラとなるデータセンタなどでは、高速化に加え、PAM4やマルチレーンを用いた伝送容量の拡張が検討されています。

400GbEは、26.5625 Gbaud PAM4 x 8レーン、53.125 Gbaud PAM4 x 4レーンの伝送方式によって実現されます。4値の振幅レベルで情報を表すPAM4方式では、NRZ[※5]方式に対して信号レベル間の差が1/3となり、高baudレート化にともない1シンボルの単位時間は短くなるため、高速伝送を実現する上でテスト信号の品質の重要度が増しています。また、マルチレーン化や集積設計によりクロストーク[※6]やノイズなどに起因する信号品質の劣化が避けられなくなっており、劣化要因のストレスを加えたテスト信号による最小受信感度評価の要求が高まってきています。

そこでアンリツは、業界最高レベルの信号品質を実現した64 Gbaud PAM4 PPGと、高感度性能の32 Gbaud PAM4 EDを開発し、高速・大容量伝送を支える機器やデバイスの評価に対応しました。

開発商品の概要

シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aは、高度な信号発生と信号性能の解析をサポートし、400Gを超える通信速度に向けた、市場をリードするビットエラーレートテスタです。

今回販売を開始した最大64 GbaudのPAM4信号を出力できるPPGモジュールは、高品質信号性能の要求へ応え、業界最高レベルのTr/Tf[※7](20-80%)時間8.5 ps(代表値)、低残留ジッタ[※8]170 fs(代表値)を実現しました。また、4chまで拡張可能なマルチチャネル機能、伝送路損失による信号劣化を補償するためのエンファシス[※9]機能も備えています。

32 Gbaud PAM4 EDモジュールは、23 mV(代表値)の高感度性能を実現しているとともに、受信感度評価で必須となるクロックリカバリ[※10]機能を内蔵し、PAM4シンボルエラー測定に対応しました。

これにより、これまで信号品質の不足によって正しく評価できなかった400GbE用光モジュールやデバイスの実力やスペックに対するマージンを、より正確に検証することができます。

また、マルチチャネル機能により、測定器導入計画に合わせた拡張を可能にするとともに、複数レーン同時測定による測定時間短縮に貢献します。さらに、ジッタ、ノイズ付加機能と組み合わせて、受信感度評価に必要な機能を1台に搭載したシンプルで構築が容易な測定ソリューションによって、開発および検証効率の改善に貢献します。

PAM4 テストソリューション

MP1900A PAM4 BERTについてもっと詳しく

対象市場・用途

対象市場:400GbE通信機器・デバイスメーカー
用途:400GbE通信機器・デバイスのビットエラーレート評価

用語解説

[※1] 400GbE
400 Gigabit Ethernet。IEEEで審議されている通信規格。
[※2] ビットエラーレートテスト
デジタル信号の誤り率テスト。
[※3] Gbaud
Giga baud。baudは変調レートの単位。1秒間あたりの変調の回数として定義。
[※4] PAM4
PAM(Pulse Amplitude Modulation)は、電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する伝送方式。PAM4では、1タイムスロットの中に4レベルで2ビットの情報を伝達できる。
[※5] NRZ
Non-Return-to-Zeroの略。デジタル信号の表現方法の一つ。
[※6] クロストーク
伝送信号が他の伝送路に漏れること。
[※7] Tr/Tf
デジタル信号のレベル遷移に要する時間。
[※8] ジッタ
時間軸方向の信号の揺らぎで、内部回路などのノイズに起因するもの。
[※9] エンファシス
伝送線路通過による信号の減衰を低減するための、シグナルコンディショニング技術の一つ。
[※10] クロックリカバリ
デジタル伝送で用いられる技術の一つで、クロックが重畳されているデータ信号を受信し、クロックだけを抽出する機能。

以下のお住まいの国をご確認の上、最寄りのイベント、連絡先情報、特別キャンペーンをご覧ください。