MediaTek社が5G用チップセット用測定器としてアンリツのMT8000Aを採用
2018/06/27
MediaTek社のパートナーとして、5G開発戦略をサポート
MediaTek Incorporated(以下MediaTek社)とアンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、5G(第5世代通信システム)用チップセット開発と物理層の検証のためのパートナーシップを築くことで合意しました。
この合意のもと、MediaTek社はアンリツのラジオコミュニケーションテストステーションMT8000Aを、5G NR規格※1に準拠したチップセットを検証するための優先テストプラットフォームとして採用しました。
アンリツは、本パートナーシップにより、MediaTek社に半導体チップ化前の設計開発時における検証からRF/プロトコル※2や機能に関する商用段階の検証まで対応したテストソリューションを提供し、高性能な5Gチップセットの早期市場投入をサポートします。
アンリツは今後も最新のテストソリューションとサポートで、MediaTek社の5G開発戦略に貢献していきます。
製品概要
MT8000Aは、広帯域信号処理やビームフォーミング※3など、5Gシステムで必要とされる最新技術に対応した開発用テストプラットフォームです。擬似基地局として動作し、開発中の5G端末やチップセットの機能や性能を検証できます。1台のMT8000Aで、5Gで使用されるサブ6GHzとミリ波の両方の周波数帯域に対応しています。また、チャンバ(電波暗箱)と組み合わせて使用することにより、OTA※4環境でミリ波信号の品質や通信手順を検証できます。
用語解説
- ※1 5G NR規格
- 5G NRは、「5G New Radio」の略称。5Gの要求条件を満たすために、3GPPで新たに規定される無線方式。
- ※2 RF/プロトコル
- RFはRadio Frequencyの略称。無線通信システムで使用される高周波の電波。プロトコルは規格で定められた端末とネットワーク間の通信手順のこと。
- ※3 ビームフォーミング
- 複数の素子を持ったアンテナを用いて、場所による電波の強度を動的に制御する技術。これにより電波空間や電力を効率的に利用できる。
- ※4 OTA
- OTAは 、Over-The-Airの略称。RFケーブルを用いずに無線で試験を行う手法。