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業界初 LTE-Advanced Pro対応シグナリングテスタMD8430Aで DL 6CAのギガビットLTEの評価を実現

2018/04/05
MD8430A用ギガビットLTE評価ソフトウェアの販売を開始

MD8430A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、シグナリングテスタMD8430Aの機能を拡張し、業界で初めて、DL 6CA[※1]に対応したLTE-Advanced Pro[※2]端末の評価を可能とするソフトウェアを開発。4月5日から販売いたします。

今回開発したソフトウェアは次の2種類です。

  • LTE DL 6 キャリアアグリゲーションオプション     MD8430A-044
  • LTE UL 256QAMオプション     MD8430A-079

MD8430Aは、LTE-A Proに対応したチップセットやデータ端末の開発に必要とされる擬似ネットワークを机上で構築できる基地局シミュレータです。新開発のソフトウェアを追加することにより、MD8430AでLTE-A Pro対応端末と接続して、業界初のDL 6CA、UL 256QAM[※3]を使用した、下り最大2Gbps、上り最大300Mbpsでのデータスループット[※4]検証を行うことができます。
アンリツは今後もMD8430Aの機能追加を図り、LTE-A Proサービスの更なる高速化に貢献してまいります。

開発の背景

LTE-A Proは、通信帯域幅を拡張するキャリアアグリゲーションに加え、複数のアンテナを用いる技術により、移動時に1 Gbpsから最大3 Gbpsのデータ通信を可能とする規格です。
LTE-A Proは、数十ギガビットの通信速度を目標としている5Gシステムへのスムーズな移行を実現する移動通信システムであり、現在開発が活発化しています。このため、基地局シミュレータのニーズが高まっていますが、次の機能が求められています。

  • 高スループット化に伴いコンポーネントキャリア(以下、CC)の数を増やした環境下における検証
  • 実環境におけるLTE-A Pro端末のパフォーマンスを評価するために必要となる空間チャネルモデリング[※5]によるプロトコル検証

アンリツは従来から基地局シミュレータとして、シグナリングテスタMD8430Aを提供し、LTE-A Proの高速化を支えています。
DL 6CAに関しても、主要なチップセット・端末ベンダーと協業で接続検証を実施しています。今回この取り組みを基盤に、業界で初めて、DL 6CAに対応したLTE-A Pro端末の評価を実現し、お客さまのニーズに応えました。

製品概要

シグナリングテスタMD8430Aは、LTE-A Proに対応した基地局シミュレータです。今回開発した機能を使用することにより、DL 6CA、UL 256QAMで下り最大2Gbps、上り最大300Mbpsの通信速度による擬似ネットワーク環境を提供し、LTE-A Pro対応端末を検証することができます。

また、同一バンド内であれば複数の基地局信号を1つの送信アンテナから出力可能であり、CC数が増えることにより送信信号数が増えた場合でも、検証に必要なMD8430Aの台数を抑えることが可能です。

さらに、グラフィカルユーザインタフェースを採用したテストケース作成ツールであるラピッドテストデザイナ(RTD)を組み合わせて使用することにより、MIMO環境での基地局シミュレーションに必要なテストケース(試験項目)を簡単に作成でき、実際の基地局では再現困難な通信環境など、さまざまな検証環境を効率良く構築できます。

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用語解説

[※1]DL 6CA
DLは基地局から端末への通信のこと。6CAは6キャリアアグリゲーション。キャリアアグリゲーションは、複数のLTEコンポーネントキャリアを同時に使用することで、広い帯域を確保し、通信速度を向上させる技術。6CAは6つのLTEコンポーネントキャリアを同時に使用する。
[※2]LTE-Advanced Pro
世界規模で普及しているLTE(Long Term Evolution)をさらに高度化し、静止/低速移動時で3 Gbps以上、高速移動時で最大1 Gbpsの高速データ通信を実現する移動通信システム。5Gの基盤となる4Gの拡張規格が「LTE-Advanced Pro」と呼ばれる。
[※3]UL 256QAM
ULは端末から基地局への通信のこと。QAM(Quadrature Amplitude Modulation)は、電波の振幅と位相を使用して変調を行うディジタル変調方式の1つで、LTEではQPSK, 16QAM, 64QAM, 256QAM, 1024QAMをサポートしている。
[※4]スループット
ある一定時間内に処理できるデータ量。実質的な通信速度の意味でも使用される。
[※5]空間チャネルモデリング
MIMOなどの複数アンテナを使った通信の場合、端末側の各アンテナに到来する電波は放射、到来の分布により違いが生じる。これらの空間係数、遅延特性などをモデル化したもの。

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