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業界初 ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821CでLTE-A Pro 6CA端末の性能評価に対応

2017/10/27
RF送受信特性とフィジカルスループット測定を可能とするソフトウェアの販売を開始

mt8821c

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821Cに実装することで、LTE-Advanced DL 6CA[※1]端末(以下6CA端末)の性能評価を可能とするソフトウェアを開発。10月27日から販売いたします。

今回開発したソフトウェアは、FDD[※2]方式と、TDD[※3]方式の端末にそれぞれ対応した「LTE-Advanced FDD DL CA 6CCs 測定ソフトウェア MX882112C-061」と「LTE-Advanced TDD DL CA 6CCs 測定ソフトウェア MX882113C-061」です。

これらのソフトウェアにより、無線機テスタでは業界で初めて、LTE-Advanced Pro 6CA端末のRF[※4]送受信特性とフィジカルスループット[※5]の3GPP規格適合性評価を実現し、さらにはLTE-U/LAA[※6]端末への対応も可能にしました。

LTE-Advanced Proは、商用サービス開始を2019年に予定している5Gシステム(第5世代移動通信システム)へスムーズに移行するための移動通信システムです。

アンリツは、6CA端末性能評価ソリューションをMT8821Cで実現したことにより、LTE-Advanced Pro端末の開発を支援し、5Gシステムの普及に貢献いたします。


[開発の背景]

LTE-Advanced Proは、高速大容量、低遅延、IoTによる多接続がキーワードとなっている5Gシステムへの橋渡し役として、LTE-Advancedをさらに高速、低遅延化した移動通信システムです。キャリアアグリゲーション(CA)の高次化などにより、将来的には20 Gbpsを超える通信速度が目標とされています。また規格にはIoT向けのLTE Cat-M1[※7]NB-IoT[※8]方式も含まれています。

現在LTE-Advanced Pro 6CA端末の開発が進められていますが、商用端末の規格適合性評価に適した無線機テスタは市販されていませんでした。

アンリツは従来からLTE/LTE-Advanced端末の無線機テスタとして、ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821Cを提供しており、すでに4CA/5CA端末評価ソリューションを提供しています。LTE-Advanced Pro 6CAについても、お客さまのチップセットと接続検証を実施し、測定技術の開発を進めてまいりました。

このような背景のもと、業界初となるLTE-Advanced Pro 6CA端末の規格適合性評価を実現いたしました。


[製品概要]

ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821Cは、RF送受信試験機能と擬似基地局機能を一体型にした測定器であり、通信状態で被試験端末、チップセットの性能を評価できます。

今回開発したソフトウェアを搭載することで、LTE Advanced Pro 6CA端末のRF受信特性(信号の出力レベルや周波数エラーの許容範囲など)とフィジカルスループット評価を可能としました。また、LTE-U/LAAで運用される端末の評価も行えます。


[主な特長]

■規格適合性評価が可能

LTE Advanced ProのRF送受信特性は、3GPP TS36.521-1[※9]の6章、7章で規定されています。MT8821Cを使用することで、3GPP規格への適合性を評価できます。

■信頼性の高い評価が可能

LTE-Advanced Pro 6CAの測定技術は、お客さまのチップセットを用いて接続検証を実施しながら開発しており、信頼性の高い評価が行えます。

■導入コスト低減、有効活用に寄与

MT8821Cは、LTE/LTE-Advanced、W-CDMA/TD-SCDMA、GSM、CDMA2000などのセルラー方式、さらにはIoT向けのLTE Cat-M1/NB-IoTにも対応しています。複数の無線通信方式を搭載した携帯端末の性能評価が1台のプラットフォームで行え、測定器の導入コスト低減、有効活用に寄与します。

[ この製品をもっと詳しく ]

[対象市場・用途]

対象市場

端末メーカー、チップセットメーカー、通信事業者など

用途

LTE-Advanced Pro 6CA端末の性能評価


[※用語解説]

[※1]LTE-Advanced DL 6CA
CAは、Carrier Aggregationの略。6つのコンポーネントキャリア(周波数帯)を束ねて、Downlink(基地局から端末への通信)で最大1.2 Gbpsの通信速度を実現するLTE方式。

[※2]FDD
FDDは、Frequency Division Duplexの略。周波数帯域を上り方向(送信用)と下り方向(受信用)の2つに分割して利用することで、双方向での同時通信を可能とする。

[※3]TDD
TDDは、Time Division Duplexの略。上りも下りも同じ周波数を使い、短時間で切り替えることで双方向での同時通信を可能とする。

[※4]RF
RFは、Radio Frequencyの略。無線通信機器で利用される周波数のこと。

[※5]フィジカルスループット
信号の変調/復調時の速度を示す。

[※6]LTE-U/LAA
LTE-UはLTE-Unlicensed、LAAはLicensed-Assisted Access using LTEの略。いずれも、5 GHz帯や2.4 GHz帯など免許不要の周波数帯を使用してLTE通信を行う方式。

[※7]LTE Cat-M1
無線帯域幅を1.4 MHzに制限することで通信速度を抑制し、間欠受信間隔の拡張やパワーセーブモードにより低消費電力を実現するIoT機器向け通信カテゴリ。最大通信速度 下り1 Mbps。

[※8]NB-IoT
通信速度100 kbps程度と低速で、使用する周波数帯域は180 kHz幅と非常に狭く、Cat-M1同様IoTでの利用に適している。

[※9]3GPP TS36.521-1
LTE端末の送受信特性、性能に関する要求事項や、測定手順などを規定した3GPPの規格。

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