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ネットワークマスタ プロ MT1000A 機能強化

2017/05/18
100 Gbpsネットワークの評価を業界最小クラスの測定器で実現
100GモデルMT1000Aの販売を開始

100Gマルチレートモジュール MU100011A

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、100 Gbpsまでのネットワークの開通・保守用測定器では業界最小クラスとなるネットワークマスタ プロ MT1000Aを開発。5月18日から販売いたします。

100GモデルのMT1000Aは、セミB5サイズ(W: 252mm H: 179mm)の筐体に、新たに開発した100GマルチレートモジュールMU00011Aを搭載しています。測定インターフェースとして、CFP4[※1]QSFP28[※2]に対応しており、10 Mbpsから100 Gbpsまでの通信速度で運用されるアクセス/メトロネットワーク[※3]からモバイルフロントホール/バックホール[※4]、データセンターの開設・保守時に必要な伝送品質試験(BER測定[※5]スループット測定[※6]、遅延測定)まで、1台で行えます。また、既存モジュールによる光ファイバのOTDR測定[※7]や、高精度GPSと同期した時刻試験も可能で、各種ネットワークの開設・保守に必要な測定が1台のMT1000Aで行えます。

さらに操作性に優れた9インチの大型タッチパネル、自動試験機能、インバンド測定[※8]を搭載しており、測定効率向上に寄与します。

通信事業やネットワーク/通信設備工事・保守を手掛けるお客さまからは、局舎やデータセンター内などに簡単に持ち運べ、効率よく作業ができる測定器が要望されていました。

アンリツは、MT1000Aにより、お客さまのニーズに応え、高速ネットワークの普及、円滑な運用に貢献いたします。


[開発の背景]

クラウドコンピューティングの急速な普及やビッグデータの活用により、通信トラフィックは増加の一途をたどり、100Gネットワークの敷設が拡大すると予測されています。加えて、データセンターにおいても高速化が図られ、25G/100Gに対応したインフラの導入が進められています。

これにともない、測定現場に容易に持ち運べる100G測定器の需要が一層高まっています。

アンリツは従来から、ネットワーク、データセンター向けの測定器として、10 Gbpsまでの通信速度に対応したポータブルモデルのMT1000Aと、100 Gbpsまで測定できる高機能モデルのMT1100Aを販売してまいりました。

今回この技術を融合し、MT1000Aで100G測定を実現。業界最小クラスのセミB5サイズという大きさで、開通・保守試験を簡単に効率よく行えるソリューションを開発いたしました。


[製品概要]

100Gモデルのネットワークマスタ プロ MT1000Aは、10 Mbpsから100 Gbpsまでの通信速度で運用される各種ネットワークの伝送品質を評価できるポータブル測定器です。評価用光モジュールのインターフェースは、100Gメトロネットワークで使用されるCFP4、アクセスネットワークやデータセンターで使用されるQSFP28、また、25Gイーサネット用としてSFP28[※9]に対応しています。

既存のOTDRモジュールMU100020A/MU100021A/MU100022Aを使用した光ファイバの試験や高精度GPS同期発振器 MU100090Aと組み合わせた時刻同期試験なども可能です。用途に応じて必要なモジュールを追加でき、設備投資を最適化できます。


[ この製品をもっと詳しく ]

[主な特長]

■1台でさまざまな通信ネットワークの評価が可能

MT1000Aは、イーサネット、OTN[※10]CPRI/OBSAI[※11]ファイバチャネル[※12]SDH/SONET[※13]PDH/DSn[※14]に対応しています。これにより、1台のMT1000Aで、最新の光通信規格や既存のデジタル通信規格が混在する通信ネットワークのBER測定、スループット測定、遅延測定が行えます。

■自動試験によって測定作業の効率化を実現

MT1000Aは、外部PCなどの制御装置を使用することなく、単体で自動試験および自動合否判定ができます。測定器の操作に不慣れな作業者でも、最小限の操作でネットワーク試験、結果の合否判定およびレポート作成までを簡単に行うことができます。

■インバンド測定機能により、通信品質を効率よく測定

MT1000Aは、ネットワークの遠端に接続したもう1台のMT1000Aをリモート制御し、連携して動作させるインバンド測定機能を搭載しています。これにより、2台の測定器で行われるアップリンク(端末からサーバー方向)とダウンリンク(サーバーから端末方向)の通信品質の評価を、効率よく行えます。

[対象市場・用途]

対象市場

通信事業者、通信ネットワーク工事会社、通信設備建設・保守会社

用途

通信ネットワーク、データセンターの開通・保守・トラブルシューティング


[※用語解説]

[※1]CFP4
光ファイバを通信機器に接続するための光トランシーバの規格の一つ。CFP4(C Form-Factor Pluggable 4)は100 Gbpsの帯域をサポート。

[※2]QSFP28
光ファイバを通信機器に接続するための光トランシーバの規格の一つ。QSFP28(Quad Small Form-Factor Pluggable 28)は100 Gbpsの帯域をサポート。

[※3]アクセス/メトロネットワーク
アクセスネットワークは、ユーザー宅やオフィスからインターネット・プロバイダ(ISP)までの間のネットワーク。メトロネットワークは、都市部の大容量ネットワーク。

[※4]モバイルフロントホール/バックホール
モバイルフロントホールは、無線基地局とアンテナ装置間のネットワーク。モバイルバックホールは、無線基地局と最寄りの交換局を繋ぐ有線ネットワーク。

[※5]BER測定
BERは、Bit Error Rate(ビット誤り率)の略。データ通信の最小単位をビットと呼び、受信した総ビット数に対する誤りビット数の比率を測定すること。

[※6]スループット測定
単位時間当たりのネットワークのデータ転送能力を測定すること。

[※7]OTDR測定
OTDRは、Optical Time Domain Reflectometerの略であり、光パルス試験器のこと。レーザー光を使って光ファイバの特性(ファイバ長、損失、接続個所の位置)を測定すること。

[※8]インバンド測定
試験対象とするネットワークそのものを経由して、遠端に置かれた測定器をリモート制御して測定を実現すること。今まで距離の離れた複数台の測定器を連携させて試験する場合、試験対象ネットワークとは別に測定器同士の通信手段を確保する必要がありましたが、本機能を使用することでその必要が無くなります。

[※9]SFP28
光ファイバを通信機器に接続するための光トランシーバの規格の一つ。SFP28(Small Form-Factor Pluggable 28)は25 Gbpsの帯域をサポート。

[※10]OTN
OTNはOptical Transport Networkの略。光伝送技術の国際標準規格。強力なエラー検出・訂正機能を備えており、40 km以上の長距離通信に利用される。

[※11]CPRI/OBSAI
CPRIはCommon Public Radio Interfaceの略。OBSAIはOpen Base Station Architecture Initiativeの略。いずれも、モバイル通信の基地局とアンテナ間で大量のデータを高速に送受信するための通信規格。

[※12]ファイバチャネル
コンピュータと外部記憶装置間でデータ転送するための伝送規格。

[※13]SDH/SONET
SDHはSynchronous Digital Hierarchyの略。国際的に統一されたデジタル伝送規格。SONETはSynchronous Optical NETworkの略。米国にて規定されたデジタル伝送規格であり、SDHとSONETは相互接続できる。

[※14]PDH/DSn
PDHはPlesiochronous Digital Hierarchy、DSNはDigital Signal level nの略。SDH/SONETが勧告されるより以前に日本、北米、ヨーロッパで採用されていたデジタル伝送規格。

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