第17回 光通信技術展 FOE2017に出展
2017/03/21
光通信ネットワークの進化をトータルサポート
~ アンリツの測定ソリューション ~
アンリツ株式会社(橋本 裕一)は、2017年4月5日から4月7日まで東京ビッグサイトにて開催される、第17回 光通信技術展 FOE2017に出展いたします。
次世代イーサネットの200 GbE/400 GbE規格化や、メトロネットワークやデータセンターの100 GbE移行など、光通信ネットワークは帯域拡大と高効率化などの進化が続いています。
アンリツ(東1ホール、小間番号31-44)は、これらの光通信ネットワークの進化をサポートする測定ソリューションを実機展示します。
≪主な展示ソリューション≫
①次世代PAM4通信規格の実用化を支えるシグナルクオリティアナライザ MP1800A
MP1800Aと新製品の「32 Gbaud[※1] Power PAM4 Converter G0375A」、「32 Gbaud PAM4 Decoder with CTLE G0376A」、「64 Gbaud PAM4 DAC G0374A」を組み合わせたテストシステムにより、次世代PAM4[※2]デバイスのBER測定を実現します。
②100 GbE/25 GbE光モジュールの生産性向上を支えるBERTWave MP2110A(新製品)
4チャネルBER測定器とサンプリングオシロスコープを一体化し、1台で100 GbE/25 GbE光モジュールのBER[※3]測定とアイパターン[※4]解析が可能。測定作業を効率化できます。
③100 Gbit/sまでの各種通信ネットワークの研究・開発促進を支えるネットワークマスタ プロ MT1000A
10 Mbit/sから100 Gbit/sまでの通信速度で運用される各種ネットワークに対応したポータブルトランスポートテスタ。100Gマルチレートモジュール MU100011A(新製品)をMT1000A本体に搭載することで、100 GbEやOTU3/OTU4[※5]、データセンターで使用される25 GbEや16 G FC[※6]などの伝送品質を評価できます。
これらの測定ソリューションに加えて、アンリツデバイス社製のCFP/CFP2[※7]用1.3 μm小型SOA[※8]モジュール(新製品)など、光デバイス/高速電子デバイスも展示いたします。
[ FOE2017のアンリツブースについて詳しくはこちらから]
[※用語解説]
[※1]Gbaud: Giga baud
baudは変調レートの単位。単位時間あたりの変調の回数として定義。
[※2]PAM: Pulse Amplitude Modulation
PAMは、振幅変調により伝送容量を向上させる方式。PAM4は4値での振幅変調方式。
[※3]BER: Bit Error Rate
ビット誤り率。ランダムに伝送したデジタルデータを復調した際の誤りデータの比率。
[※4]アイパターン
周期的な信号波形を加算することでアイパターン波形の解析を行うこと。表示された信号波形が目のように見えることからアイパターンと呼ばれる。波形が同じ位置で重なり合っていれば品質が良いが、波形の位置がずれていた場合は、信号が正しく伝送されていないと判断する。
[※5]OTU3/OTU4
OTUはOptical channel Transport Unitの略であり、OTN(Optical Transport Network:光伝送網)の伝送速度を表す。OTU3は40G、OTU4は100Gの伝送速度を有する。
[※6]FC(ファイバチャネル)
コンピュータ本体と外部記憶装置を接続するのに利用されているデータ伝送方式。
[※7]CFP: C Form-factor Pluggable
100 Gbps伝送用の光トランシーバ。
[※8]SOA: Semiconductor Optical Amplifier
半導体光増幅器。