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IEEE802.11ac対応WLAN機器の評価をネットワークモードで実現

2017/02/13
WLAN測定器を今春モデルチェンジ

アンリツ株式会社(社長 橋本裕一)は、WLAN搭載機器評価用測定器の新製品を、今春発売します。

新測定器は、IEEE802.11ac/n/a/g/bに対応した通信プロトコル[※1]を実装しており、測定対象となるWLAN機器の性能を実動作状態で測定できるネットワークモード[※2]を搭載しています。

特にIEEE802.11ac規格(以下11acと略称)については、業界で初めて、ネットワークモードでの試験を実現しています。これにより、エンドユーザーが11ac対応機器を使用している状態で、WLAN性能を測定できます。


[開発の背景]

スマートフォンなどの携帯端末に加えて、IoTの拡大に伴い、プリンタやテレビなどの家電、自動車の車載機器、産業機器、センサー機器などにも急速にWLANの採用が進んでいます。

これらの機器のメーカーには、電波の到達範囲や受信感度などWLAN性能に関してエンドユーザーからの問い合わせが増加することが予測されます。

一般的に用いられている製造検査用のWLAN測定器は、テストモード[※3]と呼ばれる検査専用モードを用いて測定を実施しますが、WLAN搭載機器と測定器を物理的な制御線で接続する必要があります。そのためには測定対象のWLAN搭載機器を分解するなどの必要がありますが、これは内蔵アンテナの特性に影響を与えるため、エンドユーザーが使用する状態での性能とは異なった結果になってしまう問題がありました。

これを解決するために、ネットワークモード測定方式が要求されていましたが、従来の測定器は11acに対応していませんでした。

そこでアンリツは、業界に先駆けて11acに対応したネットワークモードでの測定を可能とするWLAN測定器の開発を行いました。


[製品概要]

新WLAN測定器は、WLAN搭載機器の設計時および品質評価時に有用な測定器です。標準WLANプロトコルメッセージング(WLANシグナリング)を実装し、非分解の測定対象器(WLAN搭載機器)と無線接続[※4]により送受信の各性能項目が測定可能となるネットワークモードを搭載しています。


[ 本製品について詳しくはこちらから]


[※用語解説]

[※1]通信プロトコル
ネットワーク上でデータを通信するための手順や規約の集合のこと。

[※2]ネットワークモード
実動作状態での測定モード。シグナリングモードとも呼ばれる。通常使用するプロトコルメッセージング(シグナリング)を用いた測定対象器との無線接続により、各種測定が可能。

[※3]テストモード
検査専用モード。測定器と測定対象機器を物理的な制御線で接続して性能を試験する。

[※4]測定対象機と無線接続(による測定)
OTA (Over The Air)測定とも呼ばれる。実際に電波を飛ばして、測定対象機器の総合的な送受信性能を測定する。

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