安全衛生
アンリツグループは、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献する前提として、従業員の健康と安全を守り、安心して働ける労働環境を整備することが最も大切なことの一つと考え、アンリツグループ安全衛生活動方針の下、従業員の健康保持・増進、安全な職場環境の整備を行っています。この方針の対象には、従業員に加え構内請負業者も含まれます。
アンリツ労働組合と締結している労働協約においても、安全確保や健康保持・増進に向けた事業主の適切な措置の履行、安全衛生委員会設置と委員選出基準、教育や健診の実施、危険・有害業務の就業制限など、安全衛生に関する必要事項を規定しています。
方針
| 安全衛生活動方針 |
|---|
アンリツは人間尊重の理念のもと、かけがえのない社員一人ひとりの生命を守り、健康と安全を確保するため、次の事項を実施します。
|
体制
アンリツ(株)は、安全衛生担当役員が安全衛生の最高責任者を務め、関係法令に準拠した安全衛生管理体制を確立しています。同役員は、国内グループ共通の安全衛生に関する事項の決定、実施を指示し、四半期ごとに経営戦略会議で業務災害や通勤災害の発生件数を報告しています。また、労使合同の安全衛生委員会を月次で開催しており、国内グループ全体で情報や施策を展開しています。審議内容は、速やかに開示し、全ての従業員に周知しています。経営監査室も安全衛生状況を把握しています。
安全衛生体制図
アンリツ(株)安全衛生委員会構成(2025年度)
| 委員長 | アンリツ(株)人事総務部 人事総務チーム部長 |
|---|---|
| 副委員長 | 2名(うち1名はアンリツ労働組合が選出) |
| 委員 | 10名(うち5名はアンリツ労働組合が選出) |
※上記の他、産業医、国内グループ会社の社員、健康保険組合役職員、委員会事務局メンバーが参加。なお、アンリツ労働組合は、アンリツ(株)とユニオンショップ協定を締結している労働組合です
目標
| 重点方策 | 実施項目 | 管理項目 | 単位 | 2025年度 目標値 |
2025年度 実績 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 安全衛生 | 作業行動 災害の削減 |
危険予知訓練・リスクアセスメント教育 | 実施数 | 回 | 1 | 1 |
| 事例報告における類似災害の防止 | 委員会 実施数 |
随時 | 7 | |||
| 生産設備の安全確保 | 導入・変更時の事前審査 | 職場 実施数 |
導入・変更時 | 33 | ||
| 定期点検 | 職場 実施数 |
1 | 1 | |||
| 職場環境改善 | 作業環境測定 | 実施数 | 2 | 2 | ||
| 事務所衛生基準規則環境測定 | 6 | 6 | ||||
| 健康管理と疾病予防対策 | 定期健康診断 | 受診率 | % | 100.0 | 100.0 | |
| フォロー 実施率 |
100.0 | 100.0 | ||||
| 特殊健康診断 | 受診率 | 100.0 | 100.0 | |||
| フォロー 実施率 |
100.0 | 100.0 | ||||
| 過重労働による健康障害予防対策 | 実施数 | 回 | 12 | 12 | ||
| 健康づくりイベント | 実施数 | 1 | 2 | |||
| こころの健康相談 | 実施数 | 月4 | 月4 | |||
| ストレスチェック | 実施数 | 1以上 | 1 | |||
| 交通 | 交通事故・違反の防止 | 交通危険予知訓練 | 実施数 | 1 | 1 | |
| 事例報告における類似災害の防止 | 委員会 実施数 |
随時 | 2 | |||
| 防災 | 防災体制の充実 | 消火器取扱・救命講習 | 実施数 | 2 | 3 | |
| 訓練と職場防災隊の編成 | 実施数 | 1 | 1 | |||
取り組み・活動実績
労働災害の発生状況
国内グループでは2025年度に、休業災害0件、不休災害7件が発生しました。各事案については、発生後直ちに不安全行動や不安全状態などを究明するとともに、作業手順や設備の見直し、リスクアセスメントを実施し、再発防止に努めています。また、発生事案は労使合同の安全衛生委員会で情報を共有しており、国内グループ全体で類似災害の抑制につなげています。
職場自主点検
国内グループでは、毎年、全国安全週間の準備期間中に職場自主点検を実施し、設備・作業環境・保護具の使用状況や安全ルールの遵守状況を確認しています。点検結果に基づき、不安全状態や改善が必要な事項について是正措置を講じることで、労働災害の未然防止と安全な職場環境の維持・向上に取り組んでいます。
労働基準に関するイニシアチブへの参加
アンリツ(株)は、神奈川労務安全衛生協会厚木支部役員や部会メンバーとして、地域の労働安全衛生水準の維持・向上に努めています。厚木市セーフコミュニティ職場(労働)の安全対策委員会では、厚木商工会議所会員企業の新入社員に対して安全衛生教育や半年後のフォローアップ研修を行い、労働災害予防に協力しました。加盟している尼寺工業団地協議会の取り組みとして、会員企業を対象とした法令改正に関する講演会の開催や自主安全パトロールを実施しました。
研修・セミナーの実施
国内グループでは、労働安全衛生に関する各種研修を毎年実施しています(受講対象には、派遣社員などの非正規雇用の方々も含まれます)。
2025年度の実績
| 内容 | 対象 | 単位 | 参加人数 |
|---|---|---|---|
| 高圧ガス取扱保安教育 | 国内グループの高圧ガス取扱者・関連者、保安員 | 人 | 67 |
| 二輪車安全運転講習 | 厚木市・平塚市の国内グループのバイク通勤者 | 3 | |
| 新入社員安全衛生教育 | 国内グループ | 53 | |
| 新入社員労働衛生教育 | 国内グループ | 53 | |
| 経験者採用社員安全衛生教育 | アンリツ(株) | 32 | |
| 普通救命講習会 | 厚木市・平塚市の国内グループ | 57 | |
| フォークリフト安全運転研修会 | 厚木市・平塚市の国内グループ、構内協力会社 | 7 | |
| 交通KY研修会 | 厚木市・平塚市の国内グループ | 15 |
その他の取り組み
アンリツグループでは、階層別教育、リスクアセスメントなどの目的別研修を通じた安全衛生意識の向上に努めています。機械設備の新規導入・移動・変更時および化学物質購入時の事前審査による災害リスク低減を図っています。作業環境測定や職場巡視、防災訓練、防災教育、保護具の提供や健康管理に関する支援、普通救命講習を実施し、安全・安心で快適な職場づくりを進めています。
職場環境改善に向けた取り組みとして、2025年度は6月と12月にグループ全社の有害物質取扱作業場の環境測定、奇数月毎に厚木地区各建物の空気環境測定を実施し、それぞれ適正に管理・維持されるよう関連部門間で協働しました。
2026年度も関係法令、産業医の指導、従業員の意見を踏まえた対応を進め、法令改正に伴う要求事項に対しても対策と改善を図っていきます。具体的な測定有害物質は、有機溶剤、特定化学物質、粉じん関係、空気測定は二酸化炭素濃度などです。
X線を扱う作業については、作業環境や作業時間を適切に管理するとともに、作業者が線量計を身に付け、被ばく線量を測定・記録・保管することで、安全を確保しています。
騒音に関する安全衛生管理については、設備更新により現在、常時騒音測定の対象となる工作機械は保有していません。一時的に騒音が発生する作業が想定される場合には、耳栓やイヤーマフなどの個人用保護具の着用、作業時間の管理などにより、騒音ばく露の低減を図っています。これらの運用により、従業員の職業性騒音ばく露の低減と安全確保を図っています。