内部統制
方針
企業の不適切会計やコンプライアンス違反が社会問題となっており、内部統制の強化が求められています。アンリツグループは、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、財務報告の信頼性確保とコンプライアンス体制の整備・充実を主な目的として、内部統制システムを整備し、適切に運用しています。また、事業内容の変化やビジネス環境の複雑化・多様化に対応するため、継続的な見直しを行い、その実効性を確保していきます。
体制
アンリツグループの内部統制は、取締役会の監督の下、グループCEOが最高責任者を務めています。グループCEOは、執行役員または理事を委員長とする内部統制委員会を設置し、内部統制の整備および運用の推進を統括しています。内部統制委員会は、リスクマネジメント、財務報告に係る内部統制評価、マネジメントガイドライン改訂などについて審議を行い、必要に応じて経営戦略会議に報告します。また、アンリツグループは、リスクマネジメント体制図に示す通り、リスクカテゴリーごとに委員会を設置しています。各委員会は諸施策の審議、国内外のグループ会社を横断したコンプライアンス体制の整備と運用、実効性確保に向けた活動を推進しています。各委員会は活動内容を経営戦略会議に報告し、必要に応じて取締役会へ報告しています。
アンリツ(株)の監査等委員会、経営監査室、内部監査部門およびグループ会社の内部監査部門が、各委員会の活動や内部統制システムに関する監査を実施し、関連組織へ提言を行っています。
取り組み・活動実績
内部統制の有効性評価
内部統制の有効性については、アンリツ(株)の監査等委員会、経営監査室、内部監査部門および各グループ会社の内部監査部門が主体となり、部門やグループ会社に対する経営者インタビュー、データ分析、現場往査などを通じて評価しています。
2025年度は、監査等委員会と経営監査室が6件、内部監査部門が9件の監査を実施し、国内外グループの内部統制の有効性を確認しました。財務報告に係る内部統制評価で不備が検出されましたが、適切な改善措置を実施済みです。
グループ会社の内部統制強化
アンリツ(株)は、グループ会社の業務に関して承認が必要な事項と報告すべき事項を規程として定めており、グループ会社の内部統制を管理しています。内部統制委員会では、アンリツグループが経営において最低限遵守すべき要求事項をまとめたガイドラインを制定しています。これに基づいた活動状況を把握するため、海外グループ会社に統制自己評価(CSA: Control Self-Assessment)に関する設問を用意し、その回答に対する評価を毎年実施しています。2025年度のCSAでは各社において適切な管理水準が維持されていることを確認しました。