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水資源の保全

アンリツグループは、水が生命と社会を支える貴重な資源であり、その循環と水質の維持が持続可能な未来づくりに不可欠であると考えています。人と自然が調和できる事業活動を継続するため、次の活動を中心に水資源の保全に取り組みます。

 

  • 水質汚染の防止および法令遵守
    水質保全に向けて、法令遵守に加え、法令より厳しい自主管理基準を設定し、排水などから生じる汚染リスクの最小化に努めます。
  • 有害化学物質の削減
    有害化学物質の使用中止を目指して使用量を可能な限り減らしていくことで、より安全な水環境を実現します。
  • 取水量の管理・削減
    地域の水循環や生態系の健全性を守るため、事業所での取水量の管理・削減を継続し、必要以上の水を使用しません。
  • 淡水生態系の保全
    上記の取り組みを徹底することで、河川や内陸の淡水環境における生態系のバランス維持に努め、自然との共生を図ります。

 

目標・進捗

目標 2025年度実績
国内グループ、Anritsu Company(米国)、Anritsu EMEA Limited(英国)における水使用の合計量を2026年度までに2019年度比で2.2%以上削減
(2030年度までに5.0%以上削減)
25.6%削減

取り組み・活動実績

水の有効利用

アンリツグループは、水を有効利用するために次の活動を行っています。

 

■ 水使用量削減

国内グループの水使用量の大部分はトイレ、手洗いによるものです。この削減のために、漏水点検をはじめ、節水型トイレへの交換を行っています。生産施設では循環水を使用しています。

平塚地区では、金属材料の脱脂洗浄装置のすすぎ用として使用するリンス水をフィルタとイオン交換樹脂を通して循環させて再使用し、年間約40㎥の水使用量削減につなげています。Anritsu Company(米国)では、多量の洗浄水を必要とする薄膜デバイス製造サービスにおいて洗浄水の循環使用を行い、水使用量の削減に取り組んでいます。

これらの取り組みにより、2025年度の水使用量は61,191㎥、基準年度である2019年度比25.6%削減となりました。

節水型トイレ

節水型トイレ

水使用関連データ

 

■ 水資源への配慮

厚木地区は、一部のトイレの洗浄水で地下水を使用しています。地下水の枯渇抑制に配慮し、節水型トイレの導入により地下水の汲み上げ量を減らしています。トイレの洗浄水以外は、全て第三者からの都市用水(上水)を使用しています。グローバル本社棟では、道路の冠水や河川洪水を防ぐために、雨水を地下に浸透しやすくする桝を設置しています。

 

水資源保全の取り組み

施策 厚木地区 平塚地区 東北地区 Anritsu Company
(米国)
Anritsu EMEA Limited
(英国)
男性用トイレの人感センサー導入 ● ー ● ● ●
節水型トイレの導入 ● ー ● ● ●
自動水栓の導入 ● ー ● ー ー
トイレ洗浄水の地下水利用 ● ー ー ー ー
金属材料脱脂洗浄装置リンス水の再使用 ー ● ー ー ー
雨水浸透桝の設置 ● ー ー ー ー
節水用バブルの設置 ● ー ー ● ー
トイレ用擬音装置の設置 ● ー ー ー ー
漏水点検の実施 ● ● ● ー ー
高効率な温水器への更新 ー ー ー ● ー
乾燥に強い植物への植替 ー ー ー ● ー
点滴型の給水設備への切り替え ー ー ー ● ー
雨季の水やり停止 ー ー ー ● ー
水非使用の窓洗浄方法導入 ー ー ー ● ー
外部機関による給水設備の点検 ー ー ー ● ●

地下水管理

 

■ 開発・製造拠点における水リスクの把握

アンリツグループは、水使用量の多い厚木地区、東北地区、Anritsu Company(米国)、Anritsu EMEA Limited(英国)について、リスクを評価し、水資源の有効活用に取り組んでいます。

AqueductによるとAnritsu EMEA Ltd.のある英国ルートン市が水ストレス※が高く、さらに東北地区がある福島県郡山市とAnritsu Companyがあるカリフォルニア州は、2030年までに水ストレスが高くなることが予想されています。水資源を有効活用するために、GLP2026では国内グループ、Anritsu Company、Anritsu EMEA Limitedにおける水使用の合計量の削減を目標として掲げ、取り組みを進めています。

水リスク評価

※ 水ストレス:Aqueductの定義では1人あたりの年間使用可能水量が1,700tを下回り、日常生活に不便を感じる状態を指す。水ストレスが極めて高いレベルでは、年間を通じて国内の農業用水、家庭用水、工業用水を十分に利用できない人が80%以上で、その地域の水不足が非常に高い状態に陥っていることを意味する

 

水消費

アンリツグループは、空調用クーリングタワーでの水の蒸発、クリーンルームの加湿用ボイラー、植栽への水やりなどにより水を消費しています。グループ全体の2025年度の消費量※は8,545 ㎥であり、総取水量の14.0%でした。

※ 消費量:取水した水のうち、下水道や河川などに排水されない水の合計。アンリツグループの場合は、製品に組み込まれる水はなく、蒸発・蒸散した水、植栽への水やりの水などが相当する

 

取水源

厚木地区は、一部のトイレの洗浄に地下水を使用しています。その他は全て地表水を取水源とする地方自治体などの第三者が供給する上水を購入しています。

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