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IPコンバータに関するFAQ

アンリツのIPコンバータとは?

音声アナログ信号やシリアル信号を使って運用してきたシステム機器を変更することなく、通信回線のみをIP回線に変更することができる機器です。

導入するメリットは?

従来は専用線やダイヤルアップ回線で運用してきたシステムの機器を変更することがありませんので、余計な費用をかけずに通信回線だけを割安なIP回線に切り替えることができます。

IP回線は複数の通信を混在させることも可能ですし、専用線のように距離に応じて料金が割高になることもありません。

アンリツのIPコンバータには、どんな機種がありますか?

アナログ音声信号(2W、4W、接点)に対応可能な1回線型と24回線対応の集線型、シリアル信号に対応する単体型を用意しています。

音声品号はSS/SR信号にも対応していますか?

単体型も集線型も4W+SS/SRに対応していますので無線機器信号の伝送にも活用可能です。

音声モデム信号にも対応可能ですか?

基本的に9600bpsまでの専用線モデムに対応しています。

ダイヤルアップモデムや高速モデムについては互換性の問題がある場合もありますので、評価機貸し出しを利用いただくか営業に接続実績をご確認ください。

集合型には、異なるI/Fを搭載可能ですか?

集合型(NN6001A)に搭載可能なI/Fは6WCH盤(2W/4W専用線)、2WCH1盤(2W加入者回線・磁石式電話)、DIOCH盤(接点)です。

音声I/Fは混在可能で最大24CH搭載可能です。

音声信号と接点の混在搭載も可能ですが実装に一部制限がつきますので詳細は弊社営業にお問い合わせください。

単体型はどんな種類がありますか?
  1. 2W音声IPアダプタ(NN3001B):対交換機、対電話機 対磁石式電話は設定切り替え利用
  2. アナログ回線IPアダプタ(NN3003A/B/C/D):2/4W専用線(SS/SR対応)+SS/SRを入力出力各1点の接点として代用可能
  3. シリアルIPアダプタ(X.20、X.21、V.24/V.28、V.35対応)
設置する周囲環境温度は?

FANレスで-10~+55℃の環境で使っていただくことが可能です。(集合型のNN6001Aのみ0℃未満の起動にはウォームアップが必要)

製造中止になったモデムの代替に使えますか?

シリアルIPアダプタで製造中止にあったモデムの変わりに運用されるケースもありますが互換性の問題もありますので評価機での事前検証をおすすめします。(事前検証用の貸出機をHP上から要求することが可能です)

アンリツのIPコンバータは1台で運用可能ですか?

アンリツのIPコンバータはIP通信回線の両端に置くことでアナログ通信信号をIP回線上で伝送することが可能となります。信号種別により単体型対向、集合型と単体型の対向通信が可能となります。

通信タイミングにシビアなシステムにも適用可能ですか?

従来はIP化が困難だったSDH/ATM同期型回線で運用していたシステムでも単体型のNN3003シリーズの低遅延伝送機能を活用すればIP回線での運用が可能となるケースがありますので、ぜひ検証機で確認してください。

NN3003シリーズの伝送遅延は最短10msまで設定可能です。

IPコンバータに必要な通信帯域は?

通常の電話やFAX等の通信であれば1回線あたり100kbps程度です。

低遅延伝送機能搭載機種では設定によって必要な帯域が変わりますので詳細はお問い合わせください。

パケット落ち対策は?

IP通信回線ではパケット落ちの欠落を考慮する必要があります。

その対策としてIPコンバータシリーズには同一のパケットを2連送で送り、どちらかのパケットが到着すれば通信エラーを回避できる機能があります。この機能によりパケット落ちの懸念がある通信環境でも受信データの到達率を上げることができます。

ただし、本機能使用時には必要となる通信帯域が2倍になりますので通信回線設計時に考慮願います。

通信同期ズレ対策は?

アンリツのIPコンバータではアダプティブ同期方式を採用しています。

音声信号をパケット化してIP網で転送する場合、音声PCMサンプル周波数の8kHzが送信側と受信側で同期していないため同期ズレが発生する可能性がありますが、アンリツ製品は送信側は装置の持つ独自の8kHzCODECでサンプルしてIPパケット送信し受信側で到着している音声データの量から受信側装置の8kHz周波数を微調整して送信側の8kHzに追従(アダプテイブ)させています。

これにより、単純な音声変換装置で発生する可能性のある同期ズレによるスリップを抑制することができます。

IP網の揺らぎ対策は?

IPコンバータシリーズは、IP網の通信環境に合わせ、柔軟な通信バッファー設定を可能としていますので、IP網の揺らぎの状況に合わせ適切な値を設定することで安定した通信を実現することができます。

ネットワーク監視プロトコルには対応していますか?

SNMPv2cに対応しています。ただし、NN3002AはTrap送信のみの対応となります。

集合型(NN6001A)のアナログ回線側接続方法は?

背面より別売りの専用ケーブルで接続します。ケーブルは6ch毎に1本必要です。(24chでは4本必要)

装置側はコネクタですが、端末側は先バラとなっていますので、端子台などに接続して運用します。長さは標準15mです。

芯線は単線φ0.4mmなので、NTT局内ケーブルに相当します。半田付けまたはラッピングで接続可能です。

デモ/検証などの簡易な接続であれば、装置前面のUリンクより接続した方が簡単です。

対応している電源種別は?
  • 集合型 NN6001A:AC100V、DC-24V、DC-48V(2重化可能)
  • 単体型:NN3001B、NN3002A、NN3003AはAC100V、NN3003B:DC24V、NN3003C:DC48V、NN3003D:DC110V(NN3003シリーズDC電源は両極性対応)
装置の価格を教えてください。

価格を知りたい機種名、所要数等を下記申し込みサイトより入力いただければ該当機種のお見積価格をご連絡させていただきます。

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事前検証のために装置を借りることはできますか?

事前検証用の装置をご用意しています。下記、申し込みサイトよりお申し込み下さい。

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