アンリツ、CDP2025「サプライヤーエンゲージメント評価」で最高評価の「サプライヤーエンゲージメントリーダー」に選定
2026/06/10
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、環境分野における国際的な非営利団体であるCDP[※1] が実施する「サプライヤーエンゲージメント評価(SEA)」において、最高評価である「サプライヤーエンゲージメントリーダー」に選定されました。また、CDPの2025年度気候変動評価においても、前年度に続き最高評価である「A」を獲得しています。
SEAは、企業がサプライチェーン全体で温室効果ガス排出削減に向け、サプライヤーとどのように協働しているかを評価する指標です。CDPの気候変動質問書に回答した企業は、「ガバナンス」「目標」「リスク管理」「Scope 3排出」「バリューチェーンエンゲージメント」の5つのカテゴリーで評価され、特に優れた取り組みを行っている企業が「サプライヤーエンゲージメントリーダー」に選定されます。アンリツは2020年度、2021年度、2022年度および2024年度に続き、今回で5回目の選定となります。
アンリツは2050年までに事業活動由来の温室効果ガス排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)実現を目指しており、2030年までにScope 1・2[※2] の温室効果ガス排出量を2021年度比で42%削減、Scope 3(カテゴリー 1、11)[※3] では2019年度比で27.5%削減する目標を掲げています。これらの目標はSBTイニシアチブから承認されており、Scope 1・2は1.5℃目標[※4] 、Scope 3(カテゴリー1、11)はWell-below 2℃目標 [※5] として認定されています。こうした目標達成に向け、アンリツはサプライチェーンにおける協働に注力してきました。特にScope 3の「購入した製品・サービス」(カテゴリー 1)では、主要サプライヤーを対象に定期的な情報交換会を開催し、サプライヤーに対し温室効果ガス排出量の算定と削減目標の設定(1.5℃目標を見据えたもの)を呼びかけています。また、サプライヤーとの間で排出量削減の好事例やノウハウを共有し、省エネルギーや再生可能エネルギー導入などの施策を支援することで、グリーン調達ガイドライン[※6] を通じた協働を進めてきました。これらの取り組みにより、サプライチェーン全体における気候変動リスクの管理とエンゲージメント強化が図られ、バリューチェーン全体での温室効果ガス排出削減に貢献しています。
アンリツは今後も、気候変動対策を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出削減を目指したサプライヤーエンゲージメントの強化やリスク管理プロセスの高度化など、引き続き気候変動への取り組みを推進してまいります。
用語解説
- [※1]
- CDP:企業や自治体に対し、気候変動・森林保全・水資源管理などに関する情報開示を求め、その取り組みを評価・格付けする国際的な非営利団体。毎年、CDPはこれらの分野に関する詳細な質問書を企業に送付し、収集したデータを基に評価を行っています。
- [※2]
- Scope 1・2:Scope 1は企業が保有・管理する自社施設(工場、オフィスなど)や社用車から直接排出される温室効果ガス排出量、Scope 2は企業が購入した電力・熱の使用に伴って発生する間接的な温室効果ガス排出量を指します。
- [※3]
- Scope 3:企業活動におけるサプライチェーン全体で発生するその他すべての間接的な温室効果ガス排出量(Scope 1、Scope 2を除く)。15のカテゴリーに分類され、カテゴリー 1は「購入した製品・サービス」、カテゴリー 11は「販売した製品の使用」に係る排出を指します。
- [※4]
- 1.5℃目標:産業革命以前と比較した世界の平均気温上昇を、1.5℃以内に抑えることを目指す国際的な気候目標。
- [※5]
- Well-below 2℃目標:産業革命以前と比較した世界の平均気温上昇を、2℃を十分に下回る水準に抑えることを目指す国際的な気候目標。
- [※6]
- グリーン調達ガイドライン:アンリツが取引サプライヤー向けに定めている指針で、環境法規制への対応、温室効果ガス排出量削減、エネルギー使用効率の向上、再生可能エネルギーの活用などの環境配慮事項を示しています。本ガイドラインを通じて、サプライチェーン全体での環境負荷低減と持続可能な調達の実現を目指しています。