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マテリアリティ・サステナビリティ目標

マテリアリティ

アンリツグループはサステナビリティ経営において、「事業を通じて解決する社会課題」と「社会の要請に応える課題(ESG)」への対応を両輪とし、事業分野別とESG分野別のマテリアリティ(重要課題)を設定しています。

事業分野別マテリアリティ

  • 通信計測事業
    DX技術革新への対応、強靭なITインフラ整備

    デジタル革新で新たな社会の変革を目指すお客さまをサポートし、安全・安心な通信インフラの構築に通信テストソリューションで貢献する。

 

  • PQA事業
    食品ロスの低減、品質保証ソリューションの提供

    安全で安心できる食品や医薬品の安定供給を目指すお客さまをサポートし、高信頼・高感度の検査機と品質管理制御システムで生産ラインの品質検査工程自動化や食品ロス低減に貢献する。

 

  • 環境計測事業
    自然災害に対する防災・減災、脱炭素社会へ貢献する製品の提供

    デジタル革新で新たな社会の変革を目指すお客さまをサポートし、情報通信ソリューションで新たなデジタル社会の変革、EV(電気自動車)や電池の評価ソリューションで脱炭素社会の実現に貢献する。

 

  • センシング&デバイス事業
    強靭なITインフラ整備、健康的な生活の確保

    デジタル革新で新たな社会の変革を目指すお客さまをサポートし、光デバイス事業、超高速電子デバイスで安全・安心で快適な社会の実現に貢献する。

ESG 分野別マテリアリティ

  • 環境(Environment )
    気候変動への対応

    気候変動への対応を最も重要なマテリアリティとしています。世界的な気候変動は、社会生活や産業界に多大な影響を及ぼし、洪水や干ばつなどの自然災害を引き起こすからです。アンリツグループの製造拠点である福島県郡山市の東北アンリツ第一工場が、過去2回にわたり河川氾濫による浸水被害に遭いました。また、サプライヤーも被災するなど、アンリツグループの調達・製造・物流のバリューチェーン全体に影響をもたらす課題であると認識しています。気候変動に大きな影響を与える温室効果ガス削減のため、私たちは再生可能エネルギーの自家発電・自家消費に優先的に取り組んでいきます。

 

  • 社会(Social )
    人権の尊重、多様性の推進(ダイバーシティ&インクルージョン)

    人権の尊重と多様性の推進をアンリツグループ共通の考え方として適用し、社内に浸透させます。変化が多く予想困難で複雑な現代において企業が成長を続けていくためには、多様な価値観を持つ人材の力が必要と認識しているからです。また個々人の能力向上が会社の成長に欠かせないことから人材の育成にも取り組んでいきます。

 

  • ガバナンス(Governance)
    経営の透明性維持

    経営の透明性を維持し、社会の信頼と期待に応える企業になることを目指しています。コーポレートガバナンス強化のために取締役会の実効性向上に取り組むほか、リスクマネジメント推進や社会的責務である情報セキュリティの強化を進めていきます。

サステナビリティ経営が目指す未来

アンリツグループは、サステナビリティ経営を通じてグローバル社会の持続可能な未来づくりに貢献することを目指しています。事業においては、アンリツグループのコンピテンシーである「はかる」技術を中心にイノベーションを生み出し、お客さまとともに社会課題の解決に貢献します。そして、社会の要請に応える課題に向き合い、ステークホルダーのみなさまとのコミュニケーションを重視し、グローバル社会の発展に向けて取り組みます。

中期経営計画「GLP2026」

アンリツグループは中長期経営戦略のもと、2024年4月に、新たな3ヵ年の中期経営計画(GLP:Anritsu Global Long Plan)であるGLP2026をスタートしました。GLP2026では、計画最終年度(2027年3月期)で、連結売上高1,400億円、営業利益200億円、営業利益率14%を目指します。

 

GLP2026の3年間は、5Gから6Gへの移行期であり、2030年度に売上高2,000億円企業となるための重要なマイルストーンと位置付けています。GLP2026では6Gと3つの新領域ビジネスを重点的に拡大します。3つの新領域ビジネスは「産業計測」と「EV/電池」そして「医薬品」です。M&Aとオーガニックで新領域ビジネスの成長を加速し、来るべき6Gビジネスの需要を確実に獲得するための準備をします。

 

基本方針

  1. 成長投資に400億円以上(M&A+設備投資)
  2. ROE≧10%を安定的に達成する事業ポートフォリオの構築
  3. 2026年度(2027年3月期)の営業利益の25%を通信計測事業以外で創出
  4. 新領域ビジネスの人材強化、全社で人材育成体制を構築
  5. 事業活動における資源循環(サーキュラーエコノミー)の実現
  6. 株主還元では配当性向50%以上を目指す

 

財務目標とその進捗

GLP2026に掲げる主な財務目標は以下の通りです。

  FY2024実績 FY2025実績 FY2026計画
売上高 1,130億円 1,175億円 1,400億円
営業利益 121億円 148億円 200億円
営業利益率 11% 13% 14%
当期利益 93 億円 117億円 150億円
ROE 7.4% 9.1% 12%

サステナビリティ目標とその進捗

GLP2026のサステナビリティ目標とKPI、2025年度の実績は以下の通りです。

  目標 KPI 2024年度実績 2025年度実績
Environment
環境
温室効果ガスの削減 温室効果ガス(Scope1+2)※1: 2021年度比 23%以上削減 31.1%削減 31.0%削減※2
温室効果ガス(Scope3)※1: 2019年度比 17.5%以上削減 37.3%削減 26.6%削減※3
自家発電比率の向上(PGRE 30)※4 自家発電比率 : 14%以上 12.5% 13.0%
資源循環(サーキュラーエコノミー)の実現 資源循環に対応した製品をリリースする 実現施策を検討中 ステンレス再資源化・調達の資源循環スキームを構築
プラスチックごみを100%マテリアルリサイクル 77%マテリアルリサイクル 79.4%
Social
社会
ダイバーシティ経営の推進 女性の活躍推進 : 女性管理職比率15%以上 (連結) 12.0%(2025年3月末) 13.0%※5
障がい者雇用推進 : 職域開発による法定雇用率2.7%達成 2.9% 2.8%
働きがいのある労働環境の実現 エンゲージメント調査の働きがいポジティブ回答率 : 80%以上 72% 74.5%
グローバルなCSR調達の推進(環境、労働環境、人権などにおける社会的責任) サプライチェーン・デューデリジェンスの強化 : 年10社以上 10社実施 12社実施
CSR調達に係るサプライヤーへの情報発信 : 情報発信 年3回、教育 年2回以上 情報発信:3回実施、教育:2回実施 情報発信:3回実施、教育:1回実施
Governance
ガバナンス
グローバルなガバナンス向上 取締役の多様性の推進 : 女性取締役比率20%以上 10% 11%
取締役会における経営課題の集中討議 : 年6回 6回実施 6回実施

※1 Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)、Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出、Scope3:Scope1・Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)。アンリツではScope3のKPIにCategory1および11を採用

※2 第三者保証を取得済み(取得日:2026年6月11日)

※3 第三者保証を取得済み(取得日:2026年7月29日)

※4 PGRE 30は2018年度のアンリツグループの電力使用量を基準に、再エネの一つである太陽光自家発電比率を、2018年度の0.8%から2030年頃を目途に30%程度にまで高めていくアンリツ独自の目標

※5 当該事業年度より、海外拠点における時間限定勤務の女性管理職を含む

 

GLP2026における事業を通じて解決する社会課題のサステナビリティ目標は、通信計測セグメントでDX技術革新や強靭なITインフラ整備に貢献する「5G、Beyond 5G、5G利活用、400G/800G向け当社製品の提供増」、PQAセグメントで食品ロス低減や品質保証に貢献する「検査精度・感度・機能を向上した新製品の売上に占める割合増」として取り組んでいます。

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