ハードウェア開発(入社12年目)
自己紹介

Momoko.I
ハードウェアグループのサブリーダーをしています。
スペクトラムアナライザという製品の複数のハードウェアユニットにまたがる部分の仕様など、全体構成の設計をしています。
開発の醍醐味を感じて

新製品の開発に挑戦
これまで仕事を続けてこられた理由の一つですが、入社以来、新製品開発に関わり続けてきたことが自分にとっては大きかったと思います。
エンジニアとして新しいシステムを設計し、新しい部品を選び、これまでとは違う製品を作り上げていく。勉強しなければならないことは増えますし、市場やお客さまのニーズを設計・開発に反映させていく難しさはありますが、新しいことに挑戦していく、これこそが開発職の最もおもしろい部分です。
いわば「開発の醍醐味」を実感しながら仕事を続けられたことはラッキーだったと思いますし、新しく入社される方にもぜひ経験していただきたいところですね。
担当者としての視点、リーダーとしての視点

常に前向きに努力
例えば回路図を作成し、ユニット内の一部を設計できるようになる。こういった初歩的なところから私のキャリアはスタートしました。その後、ユニット全体の設計にたずさわるようになると、開発工程の基礎である「製品の仕様」や「規程」について勉強しました。
さらに一歩進んで、ハードウェアグループのサブリーダーとなった現在は、製品の要求仕様・基本仕様とハードウェアの整合性が取れているかも考慮する視点が必要になってきたので、また別の分野の勉強をしています。
開発職を長く続けていくにあたり大切だと思うのは、様々な知識や経験を積み上げてきた結果が今の自分につながる、と常に思って前向きに努力することだと思います。
今後は、担当者時代に培ったミクロの視点とプロジェクトチームを率いる立場としてのマクロの視点の両方を持つようにしたいと思いながら、開発業務にあたっています。
新たな挑戦に苦労はつきもの
製品開発には、開発部門だけでなくマーケティングや営業、品質管理などの他部門が関わっています。
新製品が会社の事業計画に合っているかどうかはもちろん、市場情報やお客さまのニーズと照らし合わせて製品の基本仕様が決まり、開発プロジェクトが動いていきます。
プロジェクトリーダーを経験する機会があったのですが、開発と他部門との間に立って交渉し、商品化のプロセスを進めていくという仕事がそれまでとは異なる内容だったため戸惑うことが多かったのですが、周りのチームメンバーに助けられてなんとか最後までやり遂げることができました。
個人的には自分が成長したというより、周りに成長させてもらっているのだということを強く実感しました。
学生へのメッセージ

大学で勉強してきたことがそのまま活かせないかもしれません。
しかし、真摯に物事に取り組む姿勢というのはどの分野、どの業種でおいても大切なことだと思います。
志をもって頑張ってほしいと思います。