
大学時代の研究との共通点を見つけて
Q. アンリツに入社を決めた理由は?

大学での研究テーマと関連があったからです。私は大学の研究室でレーザーを用いた原子時計(とても正確な時計)の研究をしていました。原子時計の研究は、時間/周波数の精密計測のベースになる研究です。
アンリツは水素メーザーという原子時計を開発していたこともあり、以前から関心を持っていました。日本では数少ない、「正確な測定」を担っている企業だと感じていました。
また、研究室でアンリツの信号発生器やスペクトラムアナライザを毎日使用していたので、親近感もありました。
Q. 就職活動で参考になったものは?
就職活動における企業の調査方法はいくつかあると思いますが、私はアンリツテクニカルという技術論文誌が参考になりました。こちらでアンリツのミリ波計測技術を知り、関心を高めました。
面接では時間を長く取っていただき、人をよく見ている企業だと思いました。私は博士課程まで大学にいましたが、既卒や中途採用を含め広く門を開いていると感じました。
6G向け通信用計測器の開発に取り組む
Q. 現在の業務を教えてください。
次世代の移動通信システムであるBeyond 5G(いわゆる6G)で使用される周波数帯域のひとつとして検討されている300GHz帯をターゲットに、6G通信用計測器のための基盤技術開発や調査をしています。アンリツには、300GHz帯の信号を測定できるスペクトラムアナライザや、変調波を解析する技術などの基礎研究があり、それらをベースに、製品に落とし込んでいくことに取り組んでいます。
Q. 6G開発の魅力は?

最先端の技術開発に携われるのは楽しいです。この周波数帯域は、すでに通信に使われている周波数帯域(マイクロ波~ミリ波や光など)と比較して技術が発展途上なので、日々の開発で真新しい技術に触れることができます。私は今まで光を用いた研究をやってきたので、RF(無線通信で使用する周波数)に関する技術や経験に乏しく、学ぶことは多いですが、新しい開発に繋がると思うとワクワクします。
しかし、ゴールが見えない技術の開発・調査は苦労もあります。現在6Gは5Gのように規格が定まっているわけではなく、将来どのような技術が必要になるか考えながら開発を進めています。そのため幅広い視点から技術の開発や調査をする必要があり、楽しくもあり、大変でもあります。
開発は基本的には実験室で一人黙々と進めていますが、定期的にチームで議論することもあります。一人ひとりバックボーンが違い、開発内容も違うので、お互いに刺激しあい高めあっていける仲間たちです。
アンリツは将来性のある研究に投資し、大切にしている会社
Q. アンリツの技術力を、どのような場面で感じますか?
私の担当する開発のベースとなった基礎研究が、とても高いレベルの技術であることに驚いています。
アンリツテクニカルを読んだ時にも感じましたが、アンリツは、実用化には距離があるものの将来性のあるさまざまな研究に投資し、大切にしていると感じます。たとえば、先端技術研究所ではNEMSやグラフェンなどの研究をしていますが、研究アウトプットは見ていて楽しいですね。
Q. 今後の展望をお聞かせください。
部門内/外問わずたくさんの先輩に教えてもらっています。どの方も専門分野に関して高い技術力をもつだけでなく教育にも熱心で、自分が業務を通じて日々成長できていると実感します。
今後も自分の専門分野について知識を深め、技術力を高めていきたいと思います。
アンリツへ就職を考えている人にメッセージ