帯域制御機能は標準装備。ソフトウェアライセンスの追加によりTCP高速化機能もサポートできる100M~1G対応のアプライアンスです。
モデル |
形名 |
標準帯域 |
最大帯域※ |
備考 |
PureFlow WS1 |
NF7501A |
100Mbit/s |
1Gbit/s |
帯域制御ソフトウェアを標準実装 |
※帯域拡張ライセンスを導入することで、最大帯域まで拡張できます。
※本製品は、ハイセイフティ用途(極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途)に使用されるよう設計、製造されたものではありません。
特長1 高精度な帯域制御で通信品質の向上を実現
独自開発した高精度帯域制御エンジンを搭載し、レイヤ2~レイヤ4レベルでパケットを識別して、マイクロ秒単位でパケット送信間隔を調整することで、極めて精度の高い帯域制御を実現しています。
サーバからのトラフィックとTV会議やIP電話などのストリーミングが混在する環境下でも、バースト状態のパケットを自動調整し最適な配信間隔で送出、ネットワークの輻輳を回避しパケットの遅延や損失を防止して、安定した通信品質を確保します。
これにより、契約回線帯域を最大限に活用しながらコストを抑制しつつ、通信品質(QoS)の向上を実現できます。

特長2 様々な機能を実装し、より使いやすく柔軟に帯域制御を実現
ポートシェーピングを含めた4階層シェーピング機能を標準実装しており、契約回線単位、拠点単位、部門単位、アプリケーション単位など、様々な帯域制御ポリシーに合わせた帯域制御が可能となりました。また、シナリオ設定数を最大4,096件まで拡張※できるので、きめ細かく、多くのトラフィックの帯域制御が可能です。
SFPポートの追加、制御ポート数が4ポート、RJ-45ポートでのバイパス機能対応など、設置の柔軟性を高めてより使いやすくなりました。
※標準シナリオ数は、2,048です。最大シナリオ数まで拡張するには、別途シナリオ拡張ライセンスを適用する必要があります。

特長3 TCP高速化機能ライセンスの適用が可能に
距離遅延の課題であるTCPスループット低下を抑え、回線性能を十分発揮できるTCP高速化機能ライセンスが適用可能です。
帯域制御機能とTCP高速化機能を両立することで、WAN回線のTCP高速通信や帯域制御による効率利用、LAN回線の帯域確保、バースト抑制など、WAN/LANの両面で通信品質の向上を実現できます。

特長4 Web-GUI対応、REST(Web-API)、OpenFlow対応で操作性も向上
WebベースのGUI機能により、初めての方でも使いやすくなりました。ポート/シナリオ単位のトラフィックモニタに対応しており、現在のトラフィック状況も簡単に確認することができます。
また、外部サーバなどからREST(Web-API)やOpenFlowに対応したことで、システムに連動した制御を容易に実現できます。

特長5 動的にIPアドレスが変わるクラウドサービスのトラフィック制御を実現
クラウドサービスのトラフィックを「ドメイン名」で識別して帯域制御ができる新しいオプションライセンスです。
制御対象サーバの「ドメイン名」を登録することで、動的に変更されるIPアドレスを自動的に学習して最適なトラフィック制御が行えます。
- ドメイン名に対応するIPアドレスが複数あっても、それらを一括で宛先と認識して制御可能
- ドメイン名の指定にはワイルドカード「*」が利用可能
- ドメイン名のマッチング方式はロンゲストマッチ
- 従来のIPアドレスベースの条件と組み合わせて利用可能

- クラウドサービスやアップデートサービスなどでお使いになる場合は,対象サービスのドメイン名がプロバイダーやWebサイト等で公開されている必要があります。
PureFlowは、あらかじめ制御対象のドメイン名を登録しておくことで、名前解決発生時にIPアドレスを自動学習し、そのIPアドレスをフィルタ条件として通信を制御します。
- 本機能で動作するDNSレスポンスパケットはIPv4のUDPのみです。ゾーン転送などで用いられるTCPパケットやIPv6パケットでは動作しません。
詳細は、コンフィギュレーションガイドの「ドメインフィルタ機能」をご参照ください。
特長1 距離遅延によるスループットの低下を抑えTCP高速通信を実現
TCP高速化機能ライセンスの導入により、長距離通信の課題であるTCP通信のスループット低下を抑え、安定した高速通信を実現できます。

特長2 独自の輻輳制御アルゴリズムによりパケット廃棄が多い回線でも転送レートを向上
通常の輻輳制御では、パケット廃棄が起こるとスループットが低下した後、回復するまでに多くの時間が掛かります。しかし、独自の輻輳制御アルゴリズムにより、パケット廃棄によるスループット低下/回復時間を短縮して高い転送レートを維持できます。

特長3 TCP-FEC機能で、パケット廃棄による再送処理を抑制
ユーザデータと冗長データはTCPカプセル化して、標準規定(RFC)に準拠した通信方式を採用しています。特殊なTCPオプションやフラグメントを使用していないので、ネットワークの変更が必要ありません。

特長4 上位機種であるPureFlow WSXと対向運用も可能
TCP高速化機能を利用するには、PureFlow WS1との対向設置だけでなく、10Gbit/s対応のPureFlow WSXと対向設置することでも実現できます。
帯域の狭い海外拠点はPureFlow WS1を導入、多くのトラフィックが集まる本社やデータセンタは最大10Gbit/sまで対応できるPureFlow WSXを導入するなど、回線容量に合わせた最適な機種が選択可能です。
