トラフィックアクセラレーションのTCPパケットに冗長データを付加し、FEC(Forward Error Correction)を行う機能です。
FECとは、ネットワーク内でパケットロスが発生しても再送処理を行うことなく受信側で冗長データにより復元する技術で、映像や音声などリアルタイムアプリケーションによく使われています。
UDPで通信するアプリケーションによく使われている技術で、これをTCP通信に取り入れたものを「TCP-FEC機能」と呼んでいます。
TCP通信は、パケットロスが発生すると回線が輻輳していると判断しスループットを低下させますが、この機能を使うことにより、それを回避することができます。
よって、パケットロスが発生しやすい回線でも比較的安定した転送性能を実現することができます。