V102F-R は、V100 ビーズか V100B 気密型ビーズのいずれにも嵌合します。
マイクロ回路に中心ピンを接続するには、次のいずれかの方法で行うことができます。
アンリツは、V110-1-R ストレスリリーフコンタクト ("滑り接触板") を提供しています。このコンタクトは温度変化、
衝撃、振動時に接続を保護します。V110-1-R はトレース幅 0.15mm のマイクロストリップとコプレーナ導波
路に使用されます。コプレーナ導波路に使用する時は、ピンを直接トレースにはんだ付けできるピンの重ね押し
方法を使う技師もいます。トレースへのピンの取付けには、リボンボンディングを使うこともできます。銀エポキシ
でピンをトレースに接着することもできます。
手動でビーズとコネクタを取付けるには、工具がいくつか必要です。はんだ付け前にビーズをハウジングに適切に位置決めするために、01-303 ガラスビーズはんだ付け金具を使用してください。ハウジングに必要な同心円を開けるドリル作業を簡素化するためには、01-304 ドリル/タップセットをお使いください。これはストレスリリーフコンタクトを使用していない時に使います。ストレスリリーフコンタクトを使用する時は、同様の目的に 01-308 ドリル/タップセットをお使いください。
ビーズを取付けた後、V102M-R と V102F-R コネクタをハウジングに締め付けるには、オスとメス型用のスパークプラグトルクキット 01-105A を使用してください。これらすべての工具の使い方は、コネクタの取付説明書に示されています。
V102F-R は V102F の後継部品
V102F-R は RoHS 指令に準拠しています。この鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール (PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル (PBDE) 含有量は、欧州連合の 2009/95/EC 指令による最大濃度許容値 (MCVs) 以下です。銅合金に含まれる鉛の含有率が重量比で 4% (40,000PPM) までの鉛は、RoHS 指令の適用除外です。
"-R" 型に含まれるすべての材料は、製造中止された部品に含まれていた材料とまったく同じです。RoHS 指令への準拠を示すために、"-R" の接尾辞を追加しただけです。