アンリツは、LTEが規格化されている3GPPにおいて、標準化に継続して取り組み、同時に主要なインフラ、チップセット、端末開発メーカと緊密な協力を行っています。このような活動により、アンリツは、市場をリードするLTE/LTE-Advancedテストソリューションをタイムリーに提供し、お客様が迅速にLTE/LTE-Advancedの商用化を達成できるよう支援を行っています。
LTE 3GPPのリリース8/9では、エアインタフェースのデータレートを高める通信技術として、下りはOFDMA、上りはSC-FDMAが導入され、パケット通信のみをサポートしているため、音声の通信はVoLTE(Voice over LTE)を採用しています。帯域幅は、最大20 MHzを使用することができるため、MIMO技術と組み合わせることにより、最大下り150 Mbpsの通信速度を実現します。
LTE 3GPPのリリース10/11では、リリース8/9のアップグレードとして設計されており、LTE-Advancedと称されています。リリース8/9を凌ぐものとして、3GPPは、新モバイルネットワークのスタンダードを開発しています。リリース10の主な機能の一つとして、通信帯域幅を拡張するCarrier Aggregation技術が採用されており、MIMO技術と組み合わせることにより、下り300 Mbpsの通信速度を実現し、3GPPではさらなる高速化を目指して規定されています。