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LTE-Long Term Evolution

アンリツは、LTE試験機器の総合的な製品を提供し、お客様のLTE機器、およびネットワークの性能と品質を確かなものにします。シグナリングテスタ MD8430Aは、初のトータルなLTE-Advanced基地局シミュレータです。フェージングシミュレータ MF6900Aと組み合わせることにより、LTE-Advancedの評価に不可欠な、再現性のあるフェージング環境を提供します。シグナルアナライザは、信号解析と信号発生機能を備えたワンボックスプラットフォームにより、LTEのアップリンクおよびダウンリンクのトータルな解析機能を提供します。 また、ベクトル信号発生器は、LTE IQproducer(ソフトウェア)によって提供されるグラフィカルなインタフェースを用いて、LTEに適合した再現性のある信号を容易に作成、出力できます。

TDD/FDDアクセス
LTE規格は、同一規格内でTime Domain Duplex(TDD)とFrequency Domain Duplex(FDD)の双方の使用をサポートしており、また、エアインタフェース特性も同一です。

MIMO
Multiple Input Multiple Out(MIMO)は、信号処理を含むアンテナ技術で、無線リンクにおける容量(空間多重化)またはSN比(送信ダイバーシチ)の向上が可能です。

概要

アンリツは、LTEが規格化されている3GPPにおいて、標準化に継続して取り組み、同時に主要なインフラ、チップセット、端末開発メーカと緊密な協力を行っています。このような活動により、アンリツは、市場をリードするLTE/LTE-Advancedテストソリューションをタイムリーに提供し、お客様が迅速にLTE/LTE-Advancedの商用化を達成できるよう支援を行っています。

LTE 3GPPのリリース8/9では、エアインタフェースのデータレートを高める通信技術として、下りはOFDMA、上りはSC-FDMAが導入され、パケット通信のみをサポートしているため、音声の通信はVoLTE(Voice over LTE)を採用しています。帯域幅は、最大20 MHzを使用することができるため、MIMO技術と組み合わせることにより、最大下り150 Mbpsの通信速度を実現します。

LTE 3GPPのリリース10/11では、リリース8/9のアップグレードとして設計されており、LTE-Advancedと称されています。リリース8/9を凌ぐものとして、3GPPは、新モバイルネットワークのスタンダードを開発しています。リリース10の主な機能の一つとして、通信帯域幅を拡張するCarrier Aggregation技術が採用されており、MIMO技術と組み合わせることにより、下り300 Mbpsの通信速度を実現し、3GPPではさらなる高速化を目指して規定されています。

規格
Downlink
  • OFDMA、15 kHz サブキャリアスペーシング
  • BPSK、QPSK、16QAM、64QAM変調
  • 可変システム帯域 1.4 MHz~20 MHz
  • MIMOおよび送信ダイバーシチ
  • MBMS
  • スケジューリング、リンクアダプテーション、HARQなど
  • Carrier Aggregation
  • eICIC / FeICIC / CoMPなど
Uplink
  • SC-FDMA、15kHz サブキャリアスペーシング
  • BPSK、QPSK、16QAM、64QAM変調
  • 可変システム帯域 1.4 MHz~20 MHz
  • スケジューリング、リンクアダプテーション、HARQなど
  • ランダムアクセス
  • Carrier Aggregation

TDD/FDDアクセス:
LTE/LTE Advanced規格は、TDDとFDDの双方をサポートし、同じエアインタフェース特性を持っています。

Multiple Input Multiple Out(MIMO):
MIMOとは、無線接続の能力を向上させる信号処理を含むアンテナ技術です。
2x2 MIMOを使用したLTEでは、ユーザデータは2つのデータに分割され、2つの分離したアンテナに供給され、その後、2つのRXアンテナで受信されます。このように、データは2つの分離した無線パスに送られます。パスを分割し、再統合するのに使用されるアルゴリズムによって、システムはこれらの2つのパスの独立性を利用することができ(同RFにおけるロスと双方における干渉)、ただ同じデータを2パスで送付するよりも良いデータスループットを得ることができます。これは、データをスペースと時間で分割することにより、可能となります。受信信号は、その後それぞれの信号の干渉を取り除くために処理されます。こうして、同時に同じRF帯域を占有する2つの信号パスを作ることになります。そして、実現可能なデータレートとスループットの2倍化が可能となります。LTEは、また4つの送信アンテナと2つの受信アンテナを使う、4x2 MIMOをサポートしており、データレートの増加がさらに2倍となり、ダイバーシチのパフォーマンスの改善も可能となります。

Carrier Aggregation(CA):
CAとは、複数の割り当て周波数を組み合わせ、より大きな帯域幅(電波の周波数の範囲)を仮想的に作り出すことが可能となる技術です。
無線通信システムでは、帯域幅が大きければ大きいほど、高速に大容量のデータを伝送できます。たとえば、ある通信事業者が20 MHz幅、10 MHz幅を持っていた場合、本技術により、30 MHz幅の連続した周波数を利用する時と同等のデータレートを実現でき、加入者が通信するピーク速度や平均速度が向上します。

Products

MD8430A-small

MD8430A

LTE/LTE-Advanced/LTE-Advanced Pro、IoT、MIMO、キャリアアグリゲーション対応

スペクトラムアナライザ/シグナルアナライザ MS2830A

MS2830A

シグナルアナライザ
(内蔵ベクトル信号発生器)

スペクトラムアナライザ/シグナルアナライザ MS2830A Microwave

MS2830A Microwave

シグナルアナライザ

スペクトラムアナライザ/シグナルアナライザ MS2690A

MS2690A

シグナルアナライザ

ベクトル信号発生器 MG3710E

MG3710E

100 kHz — 2.7 GHz
100 kHz — 4 GHz
100 kHz — 6 GHz

エリアテスタ ML8780J

ML8780J

エリアテスタ

Spectrum Master Handheld Spectrum Analyzer MS2713E

MS2713E

スペクトラムマスタ

MS2720T

スペクトラムマスタ

Cell Master MT8213E

MT8213E

セルマスタ

ML2437A

パワーメータ

ML2438A

パワーメータ

MA24105A

通過型ピークパワーセンサ

MA24106A USB Power Sensors

MA24106A

USB パワーセンサ

Microwave USB Power Sensor MA24108A

MA24108A

マイクロ波 USB パワーセンサ

Microwave USB Power Sensor MA24118A

MA24118A

マイクロ波 USB パワーセンサ

Microwave USB Power Sensor MA24126A

MA24126A

マイクロ波 USB パワーセンサ

MA244xD シリーズ

高確度ダイオードセンサ

MA247xD シリーズ

標準ダイオードセンサ

MA248xD シリーズ

ユニバーサルセンサ

Universal Power Sensors (Average) MA248xD Series

MA249xA シリーズ

広帯域センサ

MA2411B

パルスセンサ